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ウクライナの緊迫

  ウクライナ情勢の緊迫化を受け、1日開かれた国連安全保障理事会の緊急会合では、米英など欧米理事国とロシアが非難の応酬を展開した。緊急会合は2日連続。双方は先月、内戦が続くシリアへの人道支援強化を目指す決議採択で歩調を合わせたが、ウクライナ情勢ではロシアが「当事国」ともなっているため、協議の着地点は見えないままだ。

  「ロシアは今こそ、ウクライナへの干渉をやめるべきだ」。パワー米国連大使は安保理会合でこう強調した。ライアルグラント英国連大使も軍を本格投入する法的根拠を明らかにするようロシアに迫った。他の欧米理事国もロシアに批判的で、国連と欧州安保協力機構(OSCE)による監視団や調停団を直ちに派遣するよう求めるパワー氏に賛成の立場を示している。欧米理事国としては、「20世紀に世界各地で起きた侵攻や主権侵害がもはや許されないことをロシアに決然と示す」(安保理筋)狙いがある。安保理会合に出席したウクライナのセルゲイエフ国連大使は、安保理に「できる限りの対策」を講じるよう要求した。

  ただ、ロシアへの非難はもとより、監視団派遣などの決定も決議が必要となる。ロシアが拒否権を持つ以上、いかなる決議案が提出されても廃案になる可能性が高い。チュルキン露国連大使は、米国や欧州連合(EU)がウクライナのヤヌコビッチ前政権を崩壊させるためデモをあおったと非難した上で、「ウクライナの暫定政権が(同国南部の)クリミア半島の治安を不安定化させた。ロシアが干渉しなければならなかったのはなぜなのか」と反論した。中国は目立った発言をしなかったが、ロシアに同調するのは確実で、安保理として一致した意思を示すのは困難な状況にある。
(MSN産経ニュース、3月2日)

  ソチ冬季五輪の閉幕に合わせたかのように動き出したウクライナ情勢。まずウクライナとは東欧の、あのミラ・ジョボヴィッチの出身国であり、1986年にチェルノブイリ原発事故を起こしています。2010年に大統領に就任したいかつい顔のヤヌコーヴィチ氏、彼は若き日に暴力団で強盗事件を起こし、その後地域の輸送部門で働きながら学位を取って出世していきます。その後政治家に転身、大統領にまで上り詰めます。彼はロシア寄りの政策を採ります。これに対するのが眼鏡を掛けた銀行家出身のユシチェンコ氏で、彼はEU寄りの政策を採るリベラリストです。ジョージ・ソロス氏も支援しているそうですが、ここにあの峰不二子のような?ティモシェンコ女史が加勢に加わるのですが・・・

  ヤヌコーヴィチ大統領は、2013年10月18日までにティモシェンコをドイツでの病気治療を名目に事実上釈放する方針を固めた。2013年11月にヤヌコーヴィチが欧州連合との政治・貿易協定の調印を見送ったことでウクライナ国内は親欧米派による反政府運動が勃発し、2014年2月22日に最高議会はヤヌコーヴィチの大統領解任と大統領選挙の繰り上げ実施を決議、ティモシェンコは釈放され、大統領選挙へ出馬する意向を表明した。(ウィキペディアより抜粋)

  ロシア風のいかついおっさん、眼鏡のリベラル金融先生、やり手ですが離反劇も醜聞も多い、手段を選ばぬ東欧の峰不二子・・・の三つ巴が国連安保理でおなじみ欧米VS中露の構図を引き出すことになりました。ポーランドの大戦予言やアンネの日記事件などもありましたが、さてこれからどうなるのでしょう。

  ウクライナは1991年にソビエト連邦から独立したが、ソ連解体後も黒海に面するウクライナはロシアにとって地政学的に重要な地域として捉えられ、カスピ海で産出される石油、天然ガスの欧米に対しての積み出し港として重要な位置を占めていた。またウクライナは国内においてエネルギー資源を産出できなかったため、この分野に関してはかなりの割合をロシアに依存していた。一方、西に目を転じると東欧革命以来、ヨーロッパの広域経済圏を目指すEU(ヨーロッパ連合)とヨーロッパ全域における安全保障体制の確立を目指すNATO(北大西洋条約機構)が東への拡大を続けており、特に2004年5月1日にポーランドやスロバキア等旧東欧8各国がEUに加盟すると、ウクライナはEUと直接国境を接することになった。

  続いて2007年にはルーマニアとブルガリアもEU入りを果たし、更にトルコも一貫して加盟を希望している。EUは域内での経済の自由化を推し進める一方で、域外からの経済活動には障壁を設けている。ウクライナではEUと協定を結んで、EU加盟国と国境を接している西部にEUやアメリカ合衆国、日本の資本を受け入れる一方で、主に中央アジア諸国からのEUへの不法侵入者の取り締まりなどを行っている。その一方でEU外にあっては陸上、そして黒海からの海上ルート全てをEUと接することで、将来的にはEUからの締め出しを食らう可能性がない訳でもない。そこでウクライナもEUに加盟するべきであるという議論が生じてくる。この意見に対してはウクライナ西部・中部での支持が強い。

  ウクライナ南東部はもともと地元の工業がウクライナ全体の経済を牽引してきたという自負があり、さらに最近のロシア経済の好調もあり、地元のロシアと取り引きの多い工業地帯では景気が回復していた。また南東部にはロシア人の人口が多く、ロシア語が使われていた。そのためEU寄りの政権誕生には不安を抱く人が多く、ロシアは当時の南東部系ウクライナ大統領および南東部住民との思惑の一致を口実に南東部へ肩入れした。
(同)

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