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【最終回】 潮時に別れる

2012.04.26(10:33)

  資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表小沢一郎被告(69)に、東京地裁の大善文男裁判長は26日、無罪(求刑禁錮3年)の判決を言い渡した。与党最大グループを率いる元代表が無罪と判断されたことは、今後の政局に大きな影響を与える。検察審査会の議決を受けた起訴では2例目の判決で、政治家では初。1例目に続く無罪判決で強制起訴制度の見直しを求める声も高まりそうだ。公判で元代表は「全て秘書任せだった」と全面無罪を主張。収支報告書の虚偽記入を共謀したかが最大の争点だった。(東京新聞、4月26日)

  資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の判決公判が26日、東京地裁で開かれ、大善文男裁判長は無罪を言い渡した。求刑は禁錮3年。平成21年5月に導入された強制起訴制度による判決は2例目で、いずれも無罪となった。無罪判決が相次いだことで、検察審査会や強制起訴をめぐる議論に影響を与えそうだ。

  小沢被告は、元秘書らと共謀し、陸山会が平成16年10月に支払った土地取得費計約3億5200万円を、16年分ではなく17年分の政治資金収支報告書に支出として記載した、などとして強制起訴されていた。小沢被告は「検察が違法な捜査を行い、検察審査会を誘導した」と無罪を主張。(1)検審の起訴議決に基づく起訴の適法性(2)虚偽記載の有無(3)元秘書との共謀の有無―が争点となった。小沢被告に「収支報告書の内容を報告し、了承を得た」とする元秘書らの供述調書がほぼ唯一の直接証拠だったが、東京地裁は2月、取り調べに「利益誘導や圧力があった」として大部分を退けた。検察官役の指定弁護士側は、小沢被告が署名した融資書類などの間接証拠を積み重ね、「小沢被告の指示や了解なしに元秘書が独断で虚偽記載をすることはない」と主張。弁護側は「検察の『妄想』から始まった事件で、本件はその残滓だ」としていた。資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎元代表(69)の26日の判決公判で、東京地裁の大善文男裁判長から無罪が言い渡された瞬間、小沢元代表は小さく頭を下げた。法廷はしばし静まりかえった。
(MSN産経ニュース、同)

  資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、政治資金規正法違反(収支報告書の虚偽記載)罪に問われた民主党元代表小沢一郎被告(69)の判決が26日、東京地裁であり、大善文男裁判長は無罪を言い渡した。検察官役の指定弁護士は禁錮3年を求刑していた。争点の一つだった起訴議決の有効性については、適法と判断した。国会議員への全面無罪判決は、2006年の村岡兼造元官房長官の一審判決=二審で逆転有罪、確定=以来。検察審査会の起訴議決に基づく強制起訴事件の判決は2例目で、いずれも無罪となった。

  大善裁判長は、検察審査会による起訴議決は有効で、強制起訴は適法だったと判断した。その上で、「事実に反する捜査報告書を作成し、検察審査会の判断を誤らせるようなことは決して許されない」と述べ、事件の見立てに沿った捜査が、問題の背景にあったと指摘。検察当局で十分に調査し、対処すべきだと述べた。最大の争点となった元秘書との共謀について、指定弁護士側は公判で、小沢被告が土地代金として4億円の自己資金を提供したのに、さらに450万円もの金利負担を伴う不要な銀行融資の書類に署名したことや、週刊誌の取材への回答書に資金提供の事実を隠す記載があったのに、修正させなかったことなど、石川知裕衆院議員(38)ら元秘書との共謀を示す多数の状況証拠を提示した。小沢被告に虚偽記載を報告し、「ああ、そうか」と了承されたとした池田光智元私設秘書(34)の供述調書や、「不動産の公表をずらすことは(小沢被告に)報告しています」とした取り調べ録音記録での石川議員の発言なども挙げ、秘書の独断はあり得ず共謀は明らかだと訴えていた。弁護側は、指定弁護士側の状況証拠が全て存在すると仮定しても、共謀は認定できないと主張。池田元秘書の調書での小沢被告の発言については、「関心の低さを示している」と主張し、石川議員発言についても「直ちに虚偽記載を意味するものではない」と反論していた。
(時事通信社、同)

  いろいろ物議を醸した(?)このお騒がせブログもそろそろ潮時が来たようです。お読みいただいた皆さま、また様々な反響を寄せていただいた方々、卑見や立場の違いにも関らず、真摯かつ親身と誠意を以て対応して下さった諸先生方、また状況の最前線に日々対峙する各社各方面の現場の方々、本当にありがとうございました。まだまだ難問は山積、一人一人の闘いは続きますが、自分なりの正解を求め、自分思考と互助の精神で何とかやって行きましょう。また気紛れでいきなり再開するかも知れませんがwひとまずこれにてお開きと致します。本当にありがとうございました 合掌 (完)
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スカイツリーと風水

2012.04.23(11:19)

  風水タワーと言われている東京スカイツリー。風水都市と言われる東京に新たに、風水で計算し尽くされて作られた東京スカイツリー。そんな風水と深い関係のある風水雑学をまとめました。

   東京スカイツリーと風水について その①「龍脈」

  あくまで科学的実証はありませんが、東京スカイツリーができることで、東京の「気」の流れが変わると言われています。風水の重要な概念の中に、「龍脈」と「龍穴」というものがあります。関東地方では、富士山から東京湾に流れる河の洲の方向に「龍脈」が流れてきて、最後に「龍穴」を結んだ地点に皇居が建っていて、これは徳川家康が当時の風水師に頼んで位置と形を決めたそうです。皇居は風水の「生気」を集める土地にあり、皇居を中心とした東京の地形と交通体系も、風水理論からみて良い地形になっています。で、その皇居に流れる「龍脈」ですが、今は皇居の北を起点に丸の内方向から時計回りに放射拡散しているのですが、東京スカイツリーができることで、スカイツリーが富士山からの「気」の一部を捲き取って、そこを中心に時計回りに拡散するもうひとつの“渦”を作る可能性があると言われています。そうすると、東京スカイツリーが出来たあと、東京周辺の地価形成の「動き」が変わる可能性があります。

  具体的に言うと、東京スカイツリーのある押上を軸として、南から右回りに商業集積や繁華性の高い商業地が形成される可能性があり、つまり、押上の南にある錦糸町、南東にある両国、東にある浅草など、これからの注目スポットとしてワイワイ栄える可能性があります。逆に言うと、これらの地域は住宅地域としては不向きになり、商業ビル建設のために地上げ屋が跋扈するようになるかもしれません。

   風水について その②「ピラミッドパワー」

  ちなみに東京タワー・池袋サンシャイン・東京スカイツリー、この3つを線で結ぶとほぼ正三角形になり、ピラミッドパワーを発生させているとの事です。 都庁も絡めて、豊洲と日暮里あたりを結ぶと皇居を中心にダビデの星が出来、パワーを生むように場所が選ばれたという事です。

   風水について その③「スカイツリーは鬼門封じ?」

  皇居のほぼ北東(鬼門方向)が東京スカイツリーで、南西(裏鬼門)が東京タワーと言われています。東京タワーはその裏鬼門封じに建てられたと言われています。戦後の日本経済の著しい発展は、まさにこの東京タワーが建てられた後の事と言われていて、まさに成功した一例とされています。ちなみに東京スカイツリーは、東京の裏鬼門封じと呼ばれています。ただし、東京タワーとスカイツリーを結ぶラインにより東京の結界が空から突破され、悪い気流が流れ込むという噂もあります。実は、なんと恐ろしい事にこのライン上東北の方角には、福島原発が存在します。この空のラインにより放射能という悪流が東京に流れ込んでいるのではないかという恐ろしい話があります。さらに、これでは終わりません。このライン上南西には浜松原発があります。これらは偶然の一致なのか、今後このラインによってもたらされる事が何かは、未来を見てみないとわからないものです。
(東京スカイツリー・観光ガイドマップHPより)

  スカイツリーは5月22日開業予定だそうです。当分は混雑が予想されますね。

あべこべの詭弁!

2012.04.16(18:53)

  さて月末の小沢さん判決を迎え、民主党執行部も騒がしくなって来たようです。有罪無罪・公訴棄却にせよ、これまでの経緯から小沢さんの無罪=冤罪は初めから終りまで自明なわけです。①まずTBSによるANAホテルロビーでの再現映像のような、秘書を通じたゼネコンからの賄賂贈収の具体的証拠は何ら発見されていません。②資金報告書上の期ズレ問題も本登記完了の2005年正月に土地が陸山会所有とする方がむしろ正式な記入方法です。③土地を現金で購入するのではなく、資金を預金担保にしてからローンを組むのは「資金を溶かさない」通常ありがちで至極真当なやり方です。④小沢さんの資金は相続した都内の土地家屋の売却益と著作の印税収入などで、これらと担当者証言もあるビッグの15年満期なども考え合わせれば、決して不自然な持ち金額ではありません。⑤むしろ担当検事の捜査メモ握り潰しや検察審査会への捜査報告書上の恣意的な偏向虚偽操作によって、検察側の起訴事実の崩壊が裁判の経緯から明瞭になって来ています。

  以上で小沢裁判は公訴棄却・秘書3人ともに無罪放免が当然なのですが、①小沢裁判の恣意的な虚偽捏造性に加えて、さらに気になる点が2点あります。それは②西松建設・水谷建設は原発関係の施設も受注担当する業者であること。③小沢一郎氏への起訴相当議決が2010年9月14日の民主党代表選決戦投票日に「偶然合わせて」提出されたのに、一般審査員・担当弁護士・担当検事の具体的な出席日はデータから見ても明らかに不自然・不確かで、選出も出席も公正な聴講もまともに適法に行われていなかった疑惑が濃厚であること。ここから私なぞは原発利権・小沢裁判・消費増税がそれぞれ別々の案件でなく互いに繋がっていると感じてしまうんですね。万一暗黒の有罪判決が出るにせよ、小沢さんの冤罪潔白無罪はこれまでの経緯から明らかですから、この妄想ブログでは、得体の知れない「闇の相手」・・・これは当然誰か一人の個人とか単なる一団体ではなく、政・官・報を包含した黒い複合体だと思うのですが、彼らがどんな風に考えているかをこの政・官・報に「新興宗教」を加えて妄想してみたいと思うのです。この宗教団体も単一にどこだけ、というのではないように思います。

  まず踏まえておきたいのは新興宗教のロジックです。下記の「詭弁ロジック」をよーく頭に入れて下さい。単純なように思えて、結構日常でいきなり攻められるとうろたえてしまうものですよ。

   ①自分が嘘つきなのに(いや隠し持った魂胆があるからこそ)相手を「ウソツキ!」という。
   ②自分の思い込みを正当化するために事実を述べる相手を「それは勝手な思い込み!」と抑え込む。
   ③強盗が被害者に対して「お前は凶悪犯だ!」と説教する。
   ④自分の組織の親分が瀕死の状態だから生きている人間を「あいつはもう死んだ」と言いふらす。
   ⑤自分の組織の親分が認知症なので組織の批判者に対して「あいつは認知症だ!」と絶叫する。
   ⑥自分の組織が「政治資金」「証人喚問」で危険なので相手方にその点をを強硬に詰問攻めにする。
   ⑦相手を貶めるために頼んでもいないのにあれやこれやと相手の言い分に沿った言動を取る。
    勿論相手がこちらに心理的に同調し、なびいて来たところで背信、裏切り、突き落とす。
   ⑧まさに「財政破綻」「子孫にツケ」「ギリシャのように」なりかねない「消費増税」なのに「それをしないとこうなるよ」と根拠のない恫喝をする。
   ⑨「安価でクリーン」な原発事故で結局原発は「高く」つき、放射能汚染や廃棄物については処置法が未解明のため、未だ放置。
   ⑩自陣から人心が離れ、国民から見放されているのに、その大衆の動向を「四面楚歌ですねw」と揶揄する。

  まあ敢えてこれをどこの誰とかどこぞの団体とかはいいません。新興宗教は洗脳で上記もできます。結局自己陶酔が強いから恥しい詭弁を堂々と唱えることができるのです。これを「お力を金で買い、バカ丸出し。」と言わせて貰います。世間の勢いに乗じて素直で明朗な余り思慮深くない人がこうしたバイアスに悪気なく浮かれてしまうのは仕方がありません。民主党執行部や自民党にも言いたいことはただ一つ、「選挙公約と政権運営上の政策が正反対ではとても支持できない」ということです。2009年衆院選と2010年参院選の結果をもっと政権運営上の政策に反映させて下さい。国民が愚民なら選挙なんてやる意味がないでしょう。そういう国民無視の政治を「独裁暗黒体制」というのです。

夕刊フジVS日刊ゲンダイ?

2012.04.14(15:39)

  このほど行われた第4回ブリックス(BRICS)首脳会議で、インドのシン首相は5ヶ国の首脳を代表し、「対話こそがイラン・シリア問題を解決する唯一の手段と我々は信じている」とのメッセージを伝えた。これを受け、AFP通信は昨日「これは先制警告だ」と報じた。環球時報が報じた。同会議で発表された「デリー宣言」は、「国際的義務を順守する形でのイランの核エネルギー平和利用の権利を認める」と明確に指摘した。インドメディアは昨日、「経済力を基盤とするブリックスがついに政治的影響力を表し始めた」と歓声を上げた。一方の西側諸国は、同会議が経済・政治のいずれにおいても「非西側諸国」的な意見を出したことに高く注目、この「非西側諸国同盟」が将来、国際社会でどれだけの影響力を持つことになるか胸算用している。ニューヨークタイムズは28日、「新たなブリックスの時代はいまだ到来せず」とした。西側諸国は、「ブリックスはその関係に不和を抱えており、レンガ(ブリック)同士の間には隙間がある」という言葉に慰めを見出そうとしている。南アフリカ紙ビジネス・デイリーは「西側のこのような反応こそ、ブリックスが存在する意義を説明している」とする。日本の仲村澄世氏は「ブリックスは今や、国際秩序を徐々に変えつつある。彼らが、アルファベットの頭文字を集めただけの単純な集団では決してないということが証明された」と指摘する。(チャイナネット「人民網日本語版」3月31日)

  防衛外交も不案内なのでコメントは飛ばしてwとにかく米ソ冷戦・デタントの時代から多極化の時代へ入ったということでしょう。「右翼だ」「左翼だ」「武力だ」「平和だ」の区分が従来通りに通用するのでしょうか。権威なき時代の力点はどこに置かれるのでしょうか?

  素人の戯言は大概にして、阿修羅の東京新聞「チーム仙谷」記事のコメントがいつのまにか日刊ゲンダイと夕刊フジ、どちらがよい夕刊誌か? まあ仲良く提携してるとは思いますが、ゲンダイ擁護が凄かったので夕刊フジ擁護を少し。今日言いたいのは「保守とは機械的な権威追随ではないのではないか?」という素人の妄想です。大ニュースがラッシュする時期とニュースがない閑散期が交互に来るので、閑散期のゲンダイは決まって「暴走する亡国首相の狂気・この男をこのまま総理にしておいてよいのか・小沢動いたウルトラC“決起”」・・・が連日続くのではっきり言って飽きてくるのである。この視点は重要な正論なのではあるが、熱心な読者ほど文章を覚えてしまうであろう。で結局木を見て森を見ずになりかねない。夕刊フジなら自民・公明・みんな・石原・橋下・小沢・・・と各政見が俯瞰でき、重要なのは各論客が「何故そうした政見が必要なのか」を端的に述べている点だ。ゲンダイは革新的ではあるが結構権威主義的なイメージがある。一方フジは論客こそ保守的だが「権威がいうからそうなんだ」的な書き方をせず、明解に筋道を立てて論を述べる。私はゲンダイのコラム陣は大好きだが、主張するサイドの違いよりもその書き方の点で夕刊フジに質の高さを感じる。私が褒めてもマイナスにしかならないが。

  文章というのはよい・ダメだ双方にも書けるものであり、その内容が現実の状況や社会の心情に如何に即応しているか、政治解説では特にその度合いが大切になってくる。勿論売り物の商品であり、筆者や読者の立場も多種多様ではあるから編集部は大変であろう。たしかに日刊ゲンダイは他誌の追随を許さぬほどズバリ踏み込んで書いており、その威勢のよさが持ち味でもある。万一私が記者のはしくれならとてもこんな強い口調の文章は公にはできない。でも米ソと多極化ではないが、現在はもうちょっと、「誰が悪い」も重要だが「ではどうするか」に論点が移項しつつあり、そのための政界再編だと思うのである。現況のようにあらゆる層で疲弊が出現している時には、トンデモ案がかってもよいから「こうしたらどうか?」という記事が考えるヒントになる。ゲンダイのコラム陣は第一線の識者がそこを具体的に指摘してくれるので光っているのである。

  産経エクスプレスなんかも私は好きだ。電車内で女性が読んでいる。産経なので保守に偏向しているがネットでもMSNは明らかに特徴があり、鳩山さんの動きも伝えている。保守の立場だからこそ、革新のイデオロギーを否定した上で事実に基いた保守批判もでき、結局問題点が具体的に明瞭になるのである。ゲンダイは批判力が強い。フジは行間に味わいがある。このようなネットも多数が利用し、情報の一部、ひとつのツールなのであるから活字媒体として社会を俯瞰するのにフジで困るということもない。贔屓にしているVIPが常にトピックの主役とは限らない。普通はこう見るが別の見方もある・・・と提示するフジの記事でひとつのトピックに多面から光が当たる。あとは自分で考えればよいのではないか。全然擁護としてまとまらなかったがwまあ皆さんお好きな方をどうぞ。
  

余震と雑感~真如苑再考

2012.04.10(10:55)

  いつもは事件に応じたコメントしか述べられないので、今回は大雑把な見立てをする。真如苑である。霊が電波をジャックする、これは仏教の世界ではありうるようだ。しかし創価学会・真如苑・阿含宗の中で、一番マスコミに強いのは?と考えると私の中では断然「真如苑」である。創価は悪口が蔓延し、阿含は一時期のみだからである。真如苑はマスコミをジャックしている(勿論ソフトに合法的にだが)といっても過言ではないであろう。真如苑の伊藤一家は「ペアで一組」が基本である。真乗教主と奥方、両童子という兄弟、長女・次女、そして三女・四女、現在は真砂苑主とご亭主(旧姓斎藤)であろうか。彼らの「霊的化身」が信者会員の周囲に憑依して降臨・現出するのである。従って当然伊藤一家に似ている周囲の人物は真如苑会員ではない。むしろ創価学会シンパだったりする人の好い善人だったりすることの方が多いようだ。マスコミで大きく取り上げられるというのは真如苑以外に考えられない。

  もう一度真如苑をおさらいすると、まず真言宗と仏教美術に強いということ。そして真言宗のお坊さんや奉仕者・職員にはいろいろな人がおり、そのうちの一人を洗脳するくらい、真如苑にはいともた易い筈である。新興宗教というのはいいことがあれば「教団のおかげ」、悪いことがあれば「悪因縁が出た」のフレーズ・パターンを機械的に繰り返すのみで、どんな特徴があるかと言えば、まず当人の思惑とは逆に逆に事態を展開させて本人の自己信頼感をずたずたにして地に堕とす。しかし人間はこれがないと簡単な行為もできない。さらに本人の願望を叶えるために回復不能の大打撃・大壊滅を生じさせる。そのため願望の意義などは吹き飛んでしまう。真如苑の霊自体は仏教理論に準じた理屈を持ってはいるのだが、それを極端過激な霊力を以て示すが故に、教えや願望以前に、本人周辺の社会性がぶっ飛んでしまうというのが一般のようだ。

  狐は白・銀・金と階級があるようで、これは修行や供養が進むとグレードアップしていくようである。さらに天の高所から地上に世界を降臨させるという力もあるようだ。これは創価や阿含も同様で、皆ハコモノもただ金をかけたのではなしに、何らかの霊力が働いていることは間違いないであろう。だから私はこれらの教団をすべて嘘八百というのではない。そうではなく、潜在意識にはそういう霊的世界、そういう霊的パワーもある。しかしそれは願望実現(アストラル)世界の一部でしかなく、そこを超越するのが宗教哲理の真実味でありたいと思っているわけである。ちなみに真如苑の清瀧権現とは、まず都内の八大弁才天(八大竜王?)を勧請し、醍醐寺の神泉苑から清瀧権現を勧請しているのである。「神泉苑」「真如苑」発音が似ているではないか。この龍神?清瀧権現が準胝観音・如意輪観音の二体を表し、法華経で供養するという寺もあるようだ。阿含宗では龍神を尊び、この2体の観音さまが拝めるわけである。ちなみに仏舎利の真言は立川流のものだという噂がある。Wifiと同じでネットワークが広範緻密な方が使い勝手がよい。阿含宗は教団規模が小さいので、携帯他社の「ドコモローミング」のように“創価ネット”に繋がるのである、違いますか?w

  つまり真言宗から尊敬されるにせよ、追放されるにせよ、真如苑・阿含宗に共通しているのは、①まず龍神イコール観音と看做し、これを観音経で供養する②荼吉尼天(稲荷神)を仏舎利=如意宝珠と看做し、立川流で供養するのでは? ということである。これは真言宗の寺でもやっているのであるが、必要を超えた営利目的の場合、また真言密教の看板を盾に怪しげなご託宣を押し付ける教団に、まともな仏さまは降臨するのであろうか。教義や真言宗の所作云々ではなく、真言宗ではリーディングはともかく、占い・ご託宣をやりますか? ということだ。厄除けを祈願信仰すれば仏さまが守護して下さると考えるのが普通であろう。ご託宣で信者を縛り、マインドコントロールを強めていくのである。

  気になるのは真如苑に逆らえば癌になるという風聞が散見することだ。もうこうなったら完全にダース・ベイダーであろう。さらに先述したように、昭和10年に入魂した不動尊に霊的に問題があったのではないかという疑念である。戦前の真言宗というのは知る由もないが、元々真言宗というものは中国から輸入したものに空海が修験道、つまり日本の神道の要素を注入して教義からリニューアルしたものだ。つまり密教はヒンズー教というのは間違いではないが、実際の霊的な要素として、まず国際都市の中国でキリスト教的祈念法(ネストリウス派・景教)の要素が重視され、日本で修験神道が注入されたと見る。これを元祖に戻ってヒンズー教を拝んだのがオウム真理教である。しかし日本の真言宗はそうではない。ついでにいえば伊勢神宮とユダヤ教の類似点から日ユ同祖論の話を耳にした人も少なくないであろう。

  何度もいうがキリスト教というのはインドや東南アジアにも布教と植民政策でほぼ全土をカバーしており、小乗仏教の地域がご利益信仰をしないという考え方は間違っている。むしろ現地では仏塔を十字架に見立て、敬虔な祈りを捧げる人も多いようである。つまり大乗仏教の流れというものはキリスト教への対抗方策を抜きにしては考えられないものであり、西洋に侵略された地域も、法華経が広まったアジアも、結局釈迦の哲理よりはキリスト教的な「祈り」の要素を抜きにしては考えられないのである。繰り返しばかりになってしまうが、そういう事情を含めて釈迦涅槃像や金棺出現図を眺めてみてはどうか。秦の始皇帝の時代、釈迦仏教は過去のものであり、新興勢力であったキリスト教は何とローマ帝国を認知させたのである。これは凄いというかとんでもないことだろう。

  話が飛んでしまったが、そうした神仏習合が空海による日本の真言宗では前提になっていて、真言宗では日本の神祇をよく拝むのである。いきなり仏教の仏さまだけを拝んで終りというのは本式ではないようだ。だから何故真言宗が日本独自の宗教かといえば、この修験色の濃い霊的色彩によるのである。後の宗派は中国輸入である筈だ。従って哲理に分はあっても霊的色彩に欠け、祈願を否定する割にはキリスト教のようなわけのわからないことになっているのである。釈迦の哲理があって、それが精力増強法に発展し、魔的な方向に逸脱したという歴史がまずあって、そこに貞潔を求めるキリスト・法華の絶対一神教が覇権を唱え、それらの暴力性に対する忌避感から両者が国際交易で並立した。

  色情狂のゾンビも当然NGだが、「お前は貞潔でない!」と言えば万人を断罪できるのも独裁の口実としてまた事実である。「十善戒は守りきれないものだ」という教えを犯罪擁護に陥らずよくよく噛み締めるべきだろう。空海はそれを日本に持ち帰り、修験神道・自然崇拝を注入した。これがずーっと続いていたが、明治や戦前に神仏分離・廃仏毀釈が強制されるのである。かくして仏神は力を失い、日本の神祇は知恵を失った。卑見では日蓮宗とは一神教的要素が強いと思う。私の中では日蓮宗とはキリスト教のニューソートのようなものである(勿論悪気はない)。この勢力が天皇を越権してまで暴走した。仏教を看板とした日蓮宗率いる日本が、キリスト教を看板としたアメリカに原爆を投下された事実は興味深い。原爆投下が人道的で、日蓮宗が非人道的な宗派だとは思わないが、新興宗教信者にはそういう人も・・・(口パク)

  で、山梨という地には立川流の伝統も身延の伝統もある。ついでにいえば日蓮は密教を研究し神祇を拝んで廻ったことは有名だ。なかなか話が進まないがw真如苑の真乗教主が授かった昭和10年の不動尊はこの神仏分離・廃仏毀釈の影響を受けていたのではないかと指摘する声もある。息子2人が死に、自分も逮捕。もっと凄いのは醍醐寺で修行を収めた直後に日本が世界戦争に突入してしまったことで、こういう教祖が世界平和を祈願したところで世界に平和が来るのだろうかと疑問に思うのである。弓と禅の作者も帰国後はナチス党員として活躍したのではなかったか。これから日本が改憲して核武装し、世界大戦に参加するかどうか判らないが、日本仏教の歴史を見て思うことは「真言宗は今後絶対に神仏分離・廃仏毀釈をしないこと」「顕教の信者はキリスト教も併修してはどうか?」という余計なお世話である。精神に流れる哲理と浄化された霊力、この2つが大切だと思う。何度もいうが小沢さんを攻撃する勢力はただ一人の個人、単一の団体ではない筈だ。既存の右翼勢力、身内の左翼勢力、広告代理店率いる官僚・マスコミを貫く中道勢力、素人でもこの3つは考えつく。単純に当てはめて阿含宗・真如苑・創価学会というわけだ。仙谷由人氏が悪役なのは以前からだが、裏事情がどうで、どこまでが本音・演技・洗脳なのか、霊能透視力のない素人にはその境界線なぞ判る筈もない。

余震と雑感~「成功哲学」という“商法”

2012.04.10(03:00)

  ブリタニカが書籍の百科事典の販売を止めるそうであるが、先日の日蓮宗の続きで、成功哲学の功罪について考えてみたい。我が家は幼児期に小学館、小中期に講談社のカラー子供図鑑・子供用百科事典があったように思うのである。とにかく百科事典とは潜在意識の象徴で、これを販売・営業することによって読む顧客というよりも、それを売る側が「成功」の種にしてきたのは間違いない。「一家に常備」というのは宣伝文句である。平凡社は電子ブックのCD-ROMを購入してヒトラーの生演説とかを聞いていたような気がする。別冊で図鑑が付いてきて、鳥獣の絵が鮮やかであった。とにかくモノが何であれ、「潜在意識で何でも出来る」という割にはそういう人の行動様式は決まっていて、潜在意識を象徴する商材販売に携わる人が少なくないようである。昔は百科事典や自動車、現在は携帯電話やパソコンということであろう。

  ナポレオン・ヒルの本に書いてある成功をちょっと念じ出したら西新宿の会社から電話がかかってきたことがあるw 「あなたも成功しませんか?」というわけである、なんという偶然! その営業マンは成功哲学にもの凄く精通しており、100万円の教材を購入し、幾多の本を読みあさった結果、有名な件の西新宿の会社に就職したというのである。社長はいい人だとは言っていた。その人の話のポイントは、現在の自分とは潜在意識も含めた自分の思想・自分の観念の集大成なのですということであった。これは説得力があったが、私は結局先祖供養の宗教の方に来てしまった。近年は成功哲学の整備が進み、どの本も簡素にして濃密な体系が綴られている。

  最近有名なのがアンソニー・ロビンズ氏系統の成功哲学「コーチング」で、その直弟子さん、孫弟子さん・・・というふうに高名な成功哲学の講師として皆さん国際的大成功を収めているようである。私も日本人の講師の方の廉価なセミナーに出たことがあるが、明快かつ納得できる講義の末にいわれたことは、「皆さんもこのようなセミナー講師になってみませんか?」「有名な先生が来日する数十万のセミナーが来月ありますが、出席する方は割引きます」というものであった。こういうものを否定する気もなく、どちらかといえば好きな方であるが、百科事典からパソコンへ、思考は現実化するからコーチングへと、潜在意識の象徴や成功哲学の方法論を販売営業する流れは変わらないようである。

  つまり言いたいことはぶっちゃけ成功するには自分であれこれ悩むより、「成功者のオーラに乗ること」寄らば大樹の影、さらに成功者同士でまとまることが早道なのである。それが思考停止・言えない空気・本質論や価値論をマイナスとして切り捨てることに繋がっているのではないかと思うからである。本来値段の無いところに相対的価値観から値段を付ける、これが商売の基本であるから、顧客の欲求を引き出すことに配慮するのである。しかし元々劣位から優位への移項という話は架空の絵空事であるから、その事が成功が進めば進むほど露になるということではないだろうか。結局「欲望一元」「煩悩一元」であってその起点や終局という双極構造は妄想に過ぎず、それに囚われれば闘争・葛藤を免れない。成功哲学だけが成功人生ではない筈だ。

覇権への指弾

2012.04.09(14:57)

  ドイツのノーベル文学賞作家、ギュンター・グラス氏(84)が、イランの核兵器開発疑惑に関し、イスラエルの事実上の核保有を批判する詩を独紙などに投稿し、波紋を広げている。ドイツではナチスによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の過去があるため、イスラエル批判がタブー視されているからだ。グラス氏は4日付南ドイツ新聞などに寄せた「言わねばならぬこと」と題した詩で、イスラエルがイランの核兵器保有を防ぐために攻撃すれば、「イラン国民を抹殺しかねない」と懸念を表明。イスラエルの核について「沈黙」することは「虚偽」であり、「世界平和を脅かす」と主張した。

  詩の投稿を受け、国内では「中東情勢に関する無知を証明している」(連立与党議員)といった批判が噴出。イスラエルでもネタニヤフ首相が5日、「安全を脅かしているのは、イスラエルでなくイランだ」とグラス氏を非難した。グラス氏は2006年にナチス親衛隊に所属していた事実を告白しており、ユダヤ人団体などは激しく反発している。グラス氏は「民主主義国で、ある種の言論統制が重んじられている」と反論。擁護論もあるが、メルケル首相の報道官は「個々の芸術作品に意見を述べない政府の自由もある」と戸惑いを隠せない様子だ。グラス氏は「ブリキの太鼓」などの著作で知られ、1999年にノーベル文学賞を受賞した。
(MSN産経ニュース、4月7日)

  産経ニュースがタブーに挑戦? 反対のための反対は空想的、さりとて傲慢な強制もNG。アメリカ・イスラエルは勿論、ドイツ・日本、そしてEU、アラブ・元共産圏も含めた世界全体が過去の自国の理想と現実への反省から、新たな人道主義と経済成長を模索すべき時代のようです。

小沢裁判、「フツーの考え」

2012.04.07(11:45)

  民主党元代表の小沢一郎被告人に係る、政治資金規正法違反事件の第一審裁判が終盤を迎えています。日ごろ、私は一般論として、「被告人の主張が不自然なので有罪ですよね」との質問を受けます。そこで、被告人の主張ないし言い分が、どの程度有罪・無罪の決定に影響を及ぼすか。小沢被告人の裁判ではどうか。本日はこの点を視界良好としたい。その読み解き鍵は、「建築基礎工事の出来次第」。

  通常、刑事裁判はまず(1)被告人の主張・供述を脇に置いて、そのほかの証拠で検察側が被告人の犯罪を証明できるか否かの第1段階、その後、(2)被告人の主張・供述内容を検討する第2段階というステップを踏みます。比喩的にいえば、(1)の段階は、建築における基礎工事のようなもの。基礎工事に強度不足などの欠陥があれば、基礎の上に、そもそも壁や床などが造れず家が竣工しません。これと同じく、(1)の段階で検察側が被告人の主張・供述を除いたそのほかの証拠のみで、被告人の犯罪を立証(証明)することに既に「失敗」していれば、被告人の主張や供述を検討するまでもなく無罪になります。

  他方、(1)の段階で、検察側が被告人の犯罪を立証(証明)することに十分ではないとしても、「そこそこ成功」していれば、被告人の主張・供述内容が重要となり、それが有罪無罪の結論に影響を与える可能性が高まります。いわば、この場合は、(1)の段階の証拠と(2)の段階の被告人の主張・供述が総合的に考慮されます。ちなみに、(1)の段階で、検察側が被告人の犯罪を立証(証明)することに「完全に成功」していれば、被告人の主張・供述を聴かなくても有罪認定ができます。

  しからば、小沢被告人の事件はどうか。私は、(1)の段階で、検察側が被告人の犯罪(収支報告書に嘘の記載をすることにつき秘書と小沢被告人間で気持ちを通じていた=共謀)を立証(証明)することにほぼ「失敗」していると思います。先日、裁判所の決定で、石川知裕元秘書の「嘘の収支報告書につき、小沢さんに報告してその了承を得た」旨の供述調書(小沢被告人の関与を認め得る直接証拠)が証拠として採用されませんでした。従って、この裁判で小沢被告人が「収支報告書の記載は秘書に任せきりにして、この裁判が始まった今でも収支報告書を見たことがない」旨の主張をして、それが不自然であると言っても、その不自然な供述だけを捉えて、有罪に持ち込むことは相当難しいと思います。いわば、基礎自体が弱い状態だったと言い得るからです。
(若狭勝、夕刊フジ2月24日)

  しかし今週の週刊新潮も「なんだかなァ新潮・・・」状態! 御苑の桜に当てられたのでしょうか、哲夫・浅川・吉弥のおなじみ各氏が揃い踏みで冒頭政治記事を解説w 新潮さんはフォーラム21と仲がいいんですよねw BS11の二木さんインタビュー、タックル三宅さんSPと交互に見ましたが、競馬はフジか11か、細江さんとゴルゴさんを擁する夕刊フジは欲張りですw 産経では小沢擁護はタブーの筈・・・若狭先生と夕刊フジ、ありがとう!

女川原発強化の結果とフクシマの「格差」

2012.04.06(18:15)

  福島第一が不気味な煙を出して放射性物質を撒き散らしていた1年前、筆者は、にわかには信じ難い情報を耳にした。それは電力各社にも太い人脈を持つ通信技術のプロから寄せられたもので、「同じ原発でも、女川は、福島第一とまったく状況が違ったらしい。非常用電源を失うことなく、安全が守られ、関連施設のボヤ程度で済んだらしい。草創期に安全にうるさい頑固者の技術者が強硬に主張して、高いコストを払って約15Mもある高台に建設しておいたのが効を奏したようだ」という内容だった。それ以来、筆者は、なんとかして、その情報の真偽を確かめたいと思い周辺取材を続けてきた。そして、信頼できる取材先の紹介で東北電力の東京支社と交渉し、ついに先週、女川原発の見学と取材の機会を得た。

  3月29日朝、東京の自宅から始発電車で出発。昼過ぎに、ようやく東北電力の女川原子力発電所に辿り着いた筆者の目に最初に飛び込んできたのは、威容を誇る巨大堤防の上を大型ダンプカーが行き交う突貫工事の風景だった。枯れた雑草が張り付いた以前からの堤防の上に、セメントを混ぜた白っぽい土砂が新たにぎっしりと積み上げられ、上部と下部では色が違う。くっきりとツートンカラーを織りなす堤防が完成しつつあった。数10分後の女川原発幹部に対する取材でわかったことだが、東北電力は、ただでさえ巨大な堤防をさらに3.5Mかさ上げして17Mの高さにする補強工事を急いでいたのだ。

  女川原発は、マグニチュード9.0とわが国観測史上で最大規模を記録した東日本大震災の震源地(牡鹿半島の東南東沖130KM)から距離的に最も近い場所にある原発だ。目の前の巨大堤防は、福島第1原発に襲いかかったのとほぼ同じ高さ13Mの津波が襲いかかったにもかかわらず、ビクともせず、女川原発という砦を守り抜いた城壁である。あの大震災の日の夕方から夜にかけて、この城壁が守ったのは、原子炉などの原発施設だけではない。東北電力によると、避難してきた周辺の住民を、何度も押し寄せた津波から救ったのも、この防潮堤だった。

  最初の巨大津波の襲来から30分あまり経過した3月11日の午後4時過ぎ。原発に隣接する一般見学者向PRセンターを、原発南側に位置する鮫浦地区の区長ら数人が訪ねていた。「『避難所にしていた建物まで含めて、すべてが流されたので助けてほしい』と訴えられた」のだという。周辺で土木工事に従事していた作業員らも加わり、その日のうちに避難者は40人に達した。ずぶ濡れの人もいたが、PRセンターは停電で暖房が使えなかったため、女川原発所長の判断で、原発サイト内の事務棟(旧館)や体育館での受け入れを決めて、バスを出して避難者に移動して貰った。ニューヨークやワシントンを襲った911の同時多発テロ以来、警備強化の一環で、外部からの見学を厳しく制限しているポリシーの例外扱いとしたのだ。

  道路が寸断されて、女川原発は陸の孤島になっていたが、専用の通信回線が威力を発揮。早くも翌12日朝には、仙台市内の本店から水、食糧、毛布など被災者のための物資を満載したヘリコプターが原発に到着した。ヘリは帰路、酸素吸入が必要な高齢者や間近に出産を控えた妊婦を仙台市内に搬送する任務も果たした。救難活動に熱心だった背景に、東北電力ならではの企業カルチャーがある。社員の95%が地元・東北の出身者で、地元との共存・共栄が染みついているというのだ。日頃は、周辺の集落の飲み屋で、住民と社員が肩を並べて酒を飲むことも珍しくない。親しくなると、社員たちは住民に「原発は頑丈だ」と自慢し、「あなたの家が地震で倒れて困ったら、原発に避難しておいで」と陽気に話すことが多かった。「親、兄弟の多くが東北に住む社員にとって、周辺住民の苦難は他人事ではなかった」(相沢敏也 東北電力広報・地域交流部副部長)という。

  その後も女川原発への避難者は増え続けた。3月14日にはピークの364人に達している。そして、女川原発の体育館は、6月6日まで3ヶ月弱にわたって、臨時の避難所の役割を果たしていた。だが、東北電力は、原発と被災者を守り抜いた、この防波堤を十分と考えられなかった。大震災によって牡鹿半島の地盤が1M沈下した事態を重く見て、3.5Mかさ上げすることにしたのだ。冒頭で触れたのが、このかさ上げ工事だったのだ。突貫工事によって、補強は来月中に完成する予定だ。

  防潮堤は、ほんの一例だ。事前のリサーチや今回の現地取材を通じて、東北電力が原発の安全に猛烈な拘りを持っていることが随所で確認できた。その第一は基本設計である。女川原発の1号機は1984年6月に営業運転を開始した。その16年前の1968年のこと。東北電力は、学識者を交えた社内委員会「海岸施設研究委員会」を設置して、明治三陸津波(1886年)、昭和三陸津波(1933年)の記録や、貞観津波(869年)、慶長津波(1611年)の文献調査に着手した。結果として、当時、想定された津波の高さは3M程度だった。

  しかし、東北電力は当時、女川原発の敷地の高さをほぼ5倍の14.8Mに設定した。このことを本コラムに先んじて報じたのは、3月7日付の東京新聞だ。同紙は特集記事で「社内では12M程度で十分とする意見もあった。だが、平井(弥之助)氏は譲らず、社内の検討委員会も15Mと結論づけた」と記している。この平井弥之助氏(1902~1986年)は東大を出て、当時の5大電力のひとつ東邦電力に入社した。戦後の電力再編の立役者である松永安左エ門氏の肝煎りで、日本発送電、電源開発、東北電力(常務取締役、副社長を歴任)、電力中央研究所などを渡り歩いた人物だ。東北地方の水力発電所の開発に多大な貢献をしたほか、電力中央研究所の技術研究所長時代に「海岸施設研究委員会」のメンバーに名を連ね、女川原発の敷地を15Mにするよう主張したという。

 平井氏は、海岸線から7KM以上離れた千貫神社(宮城県岩沼市)の側に実家があった関係で、三陸地方の津波の恐ろしさを熟知していた。この千貫神社のすぐそばまで慶長津波が押し寄せたという仙台藩の記録を根拠にして「貞観津波クラスに備える必要がある」と力説したとされる。当時の平井氏の主張について、東北電力では「いずれも社内の伝承として残っている程度の話であり、文書として記録が残っているわけではない」(前述の相沢副部長)としているが、経営もこうした声に賛同して敷地の高さを海抜14.8Mに決定したのは間違いのない事実だ。福島第1原発を襲った津波について、「想定外」というコメントを繰り返した東京電力とは、なんと対照的なことだろうか。
(町田徹、現代ビジネス4月3日「ニュースの深層」より抜粋)

  防災工事のノウハウはきちんと存在し、着実に実施して安全を保った原発があった。「想定外」「不可抗力」「値上げやむなし」・・・ふざけるな!

日蓮宗再考

2012.04.06(11:20)

  まあ国民新党の行方を注視してボンクラは黙っていたのだが、下地さん・自見さんの残党組が本家となりそうな情勢である。まず増税反対も郵政民営化改正も双方大事。これは日本政治・国民新党にとって根本に関わる大事である。次にアンチ創価で有名な亀井静香氏が、やむなく公明党の手を借りて法案成立を前進させた。これは苦渋と努力の産物だと思われる。ただ私の卑見では非会員が創価に接近すると生命力を吸い取られ、正論を発しても口パク状態となるのである。丁度これは前原氏が八ッ場ダム中止を提言した時のようになる。ただこれも将来の石原新党を見込んでいるのであるが、創価に接近すると、気持ちも大きくなるのである。私は今回の騒動は亀井静香氏の内面の葛藤が反映されたものだと思う。明確に増税反対の意思表示は必要、さりとて与党の一員として安定した政権運営にも寄与したい、ここは辛いところである。党首の一存か多数決か、党内で決まりがあるのだろうか。私が思うに、国民新党の良さとは社民党のように簡単に政権離脱をしないところで、その粘り腰、政策だけでなくその進め方や戦略にも信頼が集まっているのだと思う。勿論両亀井氏の言動は正論なのだが、それが通じるほど現状の政治状況はどうみてもまともではない。これは民主党内だけでなく自公も全く同じである。石原新党・橋下維新が魔法の杖になるとはとても思えない。圧倒的な支持と同時に猛烈なアレルギーを生じさせるはずである。国民新党の人数は少ない。両亀井氏に尊重敬服するのは当然だが、公明と提携してすぐこれでは心もとない。しっかりと主張すべきは主張して、多数決意見にも耳を傾け、建設的な新戦略を練ってほしいものである。

  さて今回ボンクラは懲りずに日蓮宗・日蓮正宗・創価学会とは何かということを妄想する。書店の仏教書コーナー、明快な解説書に混じって日蓮宗の本も置いてある、当然だ。日蓮の遺した箴言集、内容はいいことが書いてある。まず通常の釈迦仏教のおさらいだ。観念上で恒常性を感じたものをどうにかして再生したい(努力の強迫観念)と苦悩するので、まず目的対象が恒常の不可能なものと見做し、有無・優劣などの《双極構造》的思考・視点を止める。そうすると思い通りにならない人生が(努力なしにそのままで)現状否定から現状肯定に変化するということだと妄想する。これに対して、日蓮宗の箴言は「人生でうまくやるにはどうするか」に主眼が置かれているかのようだ。勿論モータル「必ず死ぬもの」の教えはあるものの、すぐに宇宙生命、永遠の生命が出てくる。

  これを眺めて思ったのはキリスト教と、ジョゼフ・マーフィーらの「ニューソート」との関係である。釈迦やキリストは偉いと誰でも思う。一方で釈迦の難解な哲学やキリストの悲惨な磔伝説よりも、「お金持ちになる法則」や「眠りながら成功する」の方が景気がいいのは確かで、何より実践的だ。マーフィー神父が敬虔なクリスチャンであることは自明であるが、彼の話の主眼は成功することに置かれている。つまり卑見では「日蓮宗とは純然な単なる仏法ではなく、仏教を通じた《成功哲学》の面があるのではないか」ということである。こう見ると、「立正安国論」の文字から「立身出世」「生涯安泰」のような熟語を連想してしまうのである。私に対する主に創価信者からの批判の矛先は結局「お前、出世していないじゃないか」ということであろう。ビルマの竪琴と立身出世・・・日蓮宗は一般仏教と価値観が若干違うようである。創価学会とアメリカが合性がいいように見えるのもこの点で、アメリカのキリスト教は純然たるキリスト教でなく、「夢を叶える成功哲学」の意味合いが強いのではないだろうか。従ってモラルとか首尾一貫性よりも「どれだけ願いを叶えたか」「どれだけステータスが上がったか」に重点が置かれているのだろうと思う。私と皆さんの話が噛み合わないわけである。というわけで何かと憂鬱な桜の季節である。

ある市長の死・・・「基準値」に責任はあるか

2012.04.02(13:05)

  岩手県北部で発生した震災がれきの受け入れに向け、埼玉県内3ヶ所のセメント工場で25日に行われた焼却試験。各工場で試験に立ち会った自治会役員や住民からは「被災地復興のために受け入れを」と賛同する声が上がる一方、「県は住民に丁寧に説明を」との注文も相次いだ。熊谷市の太平洋セメント熊谷工場では74人が試験に立ち会い、同市のほか、隣接する深谷市の自治会役員らも参加した。

  木屑入りのコンテナを積んだトラックが到着した後、県職員がコンテナ周辺や木屑置き場の空間放射線量を測定。いずれも県が安全基準とする数値を大きく下回った。熊谷市三尻地区の自治会役員中村吉宏さん(68)は「受け入れ反対の声に引きずられて、復興が進まなくなるのは心配。この数値を住民に説明すれば、受け入れに協力する方向に進むのでは」と話した。立会人からは「離れた地区でも不安の声がある。誰でも参加できる住民説明会の開催を」「工場周辺だけでなく、遠い地区の小学校付近などの放射線量も測定して」などと県に求める声が出た。

  日高市の太平洋セメント埼玉工場では、大沢幸夫日高市長ら39人が立ち会った。木屑入りコンテナ外側の空間放射線量の測定で、基準値を下回る数値が示されると、立会人から「おー」という声が漏れ、大沢市長は大きくうなずいた。自治会役員の男性(75)は「大丈夫とは思っていたが確認できてよかった。復興のために受け入れは必要」と笑顔を見せた。放射能汚染問題に取り組む市内の市民グループの女性(42)は「受け入れに絶対反対ではないが、一般市民に十分な説明がほしい」と話した。

  横瀬町の三菱マテリアル横瀬工場では、一般公募の8人を含む計39人が立ち会った。県職員による線量測定の様子を見守ったり、持参した測定機を木くずに近づけて問題がないか確認した。立会人からは、町内の線量測定地点の増加を求める意見などが出た。公募で参加した音楽教室講師の佐野淳子さん(53)は「心配がないわけではないが、見た限りでは精いっぱいのことをやっていると感じた。公開する姿勢を今後も続けてほしい」と話した。
(東京新聞、3月26日)

  私もこの住民の方と同じような心情でした。武田先生のブログは読んでいますが、一方放射能濃度のサイトで岩手の汚染度はこの位、と把握できますからね。地震・津波被害イコール放射能汚染ではないし、事前測定をしっかりやりさえすれば大丈夫、位には思っていたのですが・・・

  埼玉県日高市は28日、大沢幸夫市長(73)が27日午後に市長室で倒れ、緊急入院したと発表した。大沢市長は意識不明の状態が続いており、治療も長期化する見通しだという。市によると、27日午後、職員が市長室のドアをノックしても応答がないことから入室したところ、大沢市長がいすに座ったまま意識を失っているのを発見。心臓マッサージなどをして救急車で日高市内の病院に搬送したが、意識不明の状態だという。市では地方自治法に基づき、市長職務代理者を置く。29日から31日までは勝村直久副市長が、4月1日からは当面の間、勝村副市長の後任の谷ケ崎照雄副市長(現総務部長)が務める。(3月28日、MSN産経ニュース)  大沢幸夫氏(おおさわ・よしお=埼玉県日高市長)31日、心筋梗塞のため死去、73歳。自宅は日高市原宿170。通夜は6日午後6時、告別式は7日午前11時半、日高市鹿山332の1、日高法要殿で。喪主は長男、敏幸(としゆき)氏。日高市教育長を経て平成18年、日高市長に初当選し、現在2期目。3月27日、市長室で意識を失っているところを職員に発見され、緊急入院していた。(3月31日、同)

  勿論因果関係は不明なのですが、基準値をあてにして各地は瓦礫を受け入れているのですから、この市長さんのご不幸の原因は、医療関係者によって早急に究明される必要があります。現代医学では放射能と死亡の因果は不明というのでしたら、全国の瓦礫処理関係者を調査して、万一一定の死亡者が出ていれば、瓦礫処理を一旦見合わせる措置も必要でしょう。水俣病と同じで、数十年も後になってから因果関係が究明され、当該企業と行政の当事者責任を問うていたのでは遅すぎます。しかしこれが科学技術国家ニッポンの偽らざる現状なのでしょう。

2012年04月

  1. 【最終回】 潮時に別れる(04/26)
  2. スカイツリーと風水(04/23)
  3. あべこべの詭弁!(04/16)
  4. 夕刊フジVS日刊ゲンダイ?(04/14)
  5. 余震と雑感~真如苑再考(04/10)
  6. 余震と雑感~「成功哲学」という“商法”(04/10)
  7. 覇権への指弾(04/09)
  8. 小沢裁判、「フツーの考え」(04/07)
  9. 女川原発強化の結果とフクシマの「格差」(04/06)
  10. 日蓮宗再考(04/06)
  11. ある市長の死・・・「基準値」に責任はあるか(04/02)
ルミガン効果