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現代を斬る~時評と考察

世相を描いた文章と雑談から、政治と宗教の現実を読み解き、考察のヒントを探ります。

化城の昭和史(松岡正剛の千夜千冊)

  関東軍による昭和6年(1931)の柳条湖の鉄道爆破事件が満州事変の発端であり、暗黒の昭和史がもはや後戻りできなくなった結節点である。このシナリオを裏で書いたのは石原莞爾で、実行者は板垣征四郎だった。石原莞爾は熱烈な日蓮主義者である。石原は田中智学の国柱会に接近するなかでしだいに法華信仰をもった。智学は明治34年に『宗門之維新』を書いて侵略的宗門というコンセプトを提示、一種の宗教的軍事主義と皇道ファシズムを説いていた。当時のカリスマである。(略)

  翌昭和7年1月、上海事変がおこる。複雑な事件だが、上海に日本山妙法寺の末寺にあたる妙発寺があり、そこの僧侶たちが托鉢に出て共同租界からそれた馬玉山路あたりでタオル工場・三友実業公司の従業員に襲われたことが導火線となった。三友実業が強力な抗日組織の拠点であったこと、この事件に激高した日本人青年同志会がタオル工場を襲ったこと、中国の官憲が出動して日本人を射殺したこと、海軍まで出動したことというふうに拡大していった。日本人青年同志会による襲撃を指導したのは重藤千春という大尉で、日蓮主義者だった。このシナリオも最初は板垣征四郎が書き、上海の日本公使館武官補佐の田中隆吉が実行にあたって、例の川島芳子らが暗躍した。のちに、その田中を5・15事件の青年将校の一人山岸宏海軍中尉がアジトを襲って問責をした。山岸は日蓮主義者だった。

  上海事変から1カ月後、血盟団事件がおこる。前大蔵大臣の井上準之助が襲われた。犯人は磯崎新吉と小沼正と分かったが背景は見えない。つづいて3月、団琢磨がピストルで撃たれた。犯人は菱沼五郎と名のった。やがてこれらのテロの背後に「一人一殺」を宣誓する血盟団なる秘密組織があることが浮上した。首謀者は井上日召である。激烈な日蓮主義者だった。日召はこれらのテロによって破壊が建設を生むと確信し、これを「順逆不二の法門」とよんだ。団員たちは法華経を唱えてテロに向かった。一方、このころ日夜に「法華経」二十八品を読誦していた北一輝は、そのたびにおとずれる霊夢を「神仏言集」に書きつけていた。松本健一はそれを"霊告日記"と名付けている。昭和4年から昭和11年の2月28日までつづく。2・26事件の2日後、憲兵が北を逮捕する日までである。北は自宅の仏間で"霊告日記"を書いた。その帳面には「南無妙法蓮華経」の大書が、左右には明治大帝と西郷南州の肖像が掲げられていた。その北のところへ橋本欣五郎が訪れて、満州の蜂起に対応して国内でクーデターをおこすべき計画をうちあける。北はこれには賛成せず、弟子にあたる西田税を推した。西田には彼が書いたともくされる『順逆不二之法門』というパンフレットがある。北にうちあけられたクーデターは桜会による三月事件、十月事件として知られている。しかしこの未遂に終わったクーデター計画は形を変えて2・26事件になっていく。

  このように昭和の血腥い決定的舞台からは、数々の日蓮主義者の動向が濃厚に見えてくる。このことは昭和史を学ぶ者にはよく知られていることなのだが、登場人物が宗門とのかかわりを深くもつために、たとえば「日蓮主義と昭和ファシズム」とか「法華経と北一輝と石原莞爾」といった視点を貫こうとする論文や書物はほとんど綴られてこなかった。本書はそのタブーを破ったものである。著者の寺内大吉が浄土宗の僧侶であって、かつ作家でもあることがこのタブーを破らせたのであろう。もっとも、本書も僅かにフィクショナルなキャラクターを二、三入れて"小説"の体裁をとっている。しかし調べがつくかぎりにおいて、ほぼ縦横無尽に日蓮主義者と軍事思想の関係動向を追いかけている。副題もズバリ「二・二六事件への道と日蓮主義者」と銘打たれた。本書は昭和ファシズムがなぜ日蓮の思想と結びつくかという謎を解くために、田中智学、里見岸雄、井上日召、北一輝、石原莞爾といった"大物"以外にも多くの人物を登場させているのだが、なかにはぼくも詳細を知らなかった人物が何人か出てくる。(略)

  大正も末期に近づくと、日本の状況はそうとうに混乱する。そこで大胆な改革や革命を叫ぶ者も多く、一方で満川亀太郎、北一輝、大川周明らの猶存会や行地社、上杉慎吉の国権社などが右寄りの名乗りをあげ、他方で堺利彦や大杉栄の無政府主義、安倍磯雄の民衆党や麻生久の日本農民党が勃興しつつあった。しかし、多くの宗教者は左と右の政治蜂起に挟撃されるような立場にあったのである。改革の意志をもった妹尾もどちらに進むかに迷う。結局、昭和2年に岡山で立正革新党を旗揚げして、まず政治の宗教化を謳い、ついで新興仏教青年同盟いわゆる「新興仏青」をおこした。ここから先、妹尾の宗教思想はしだいに左傾化をするのだが、そのような妹尾が気にいらない日蓮主義者たちがいた。それが現代における不受不施派を標榜する「死なう団」である。西園寺公望、山室軍平、田中智学、そして妹尾義郎が抹殺リストにあがっていた。妹尾義郎と「死なう団」。この関係は、まさに昭和史の裏側をつなぐ奇怪な糸である。「死なう団」は日蓮会殉教青年党が正式名称で、江川桜堂が創始した。本多日生の影響下にあった。妹尾が暗殺リストに入っているのは、妹尾が日生のもとにいながらここから離れて日生批判の言動をふりまいているという理由からである。本書はその奇怪な糸をぞんぶんに手繰り寄せ、昭和の仏教というものの今日では考えもおよばない壮絶な苦悩を描きだしている。ここではこれ以上の紹介は遠慮しておくが、おそらく、そこを描けたことが本書の価値であろう。(略)

  それにしても日蓮をめぐる社会思想というもの、これはただならないものがある。おそらくはこれからも、現代の北一輝、平成の石原莞爾、21世紀の妹尾義郎の輩出を妨げることは、まったく不可能であるとおもわれる。
(抜粋)


  宮沢賢治は国柱会の集会には嫌気が差して出席しなかったそうです。いま流行の伊勢白山道ことリーマン氏も日蓮を尊敬しています。しかし自身の文章の中で「日蓮を信じてついて来た者たちは非業の死を遂げた」とも述べています。リーマン氏と同様に日蓮を尊敬する阿含宗の桐山氏もそうなのですが、日蓮信者の方は二重拘束=二律相反した項目を信じているわけです。一見理解が難しいので宗教的に有難いように感じますが、それは信仰の道を進めるほど、自己矛盾・自己撞着となって自身に降りかかって来ます。これは創価学会の信者が度重なる狡猾不正の末に社会的成功を得たのに、あっさりと自発的に転落自滅してしまうパターンを理解する一助となるのではないでしょうか。結局「矛盾した信念は自滅を招く」という当然の話です。
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日蓮宗と狐霊(岡田茂吉)

  日蓮は以前も言ったとおり、畜生道に落ちて狐の親玉になった訳です。ですから日蓮宗の信者は全部狐が憑くのです。それを私が日蓮上人を狐から救って人間にした訳です。それで狐といったところでみんな人間なのです。人間が畜生道に落ちて狐になるのです。龍神は執着によって龍神になるし、狐は人を瞞す、嘘をつくという、それをたくさんやると狐になるのです。それから再び人間に還元するのですが、しかしそれは相当の苦しみや信仰上の関係でなかったら、容易には復活しないのです。(略、日蓮宗が)今迄あれだけ盛んになったという事は、狐がやったのです。ドコドンドンと叩きますが、ああいう浮かれるような事は狐が大好きなのです。一種の浮かれたようになって太鼓を叩きながら歩いていますが、あれは狐が面白くて嬉しくて仕様がないのです。人間の方は狐の入れ物で、やっているのは狐がやっているのです。(昭和29年)

  創価学会(正宗本山より破門)はもとより、真如苑や阿含宗も日蓮宗(身延)と関係がありそうです。まじめな善人が集っているのに、不幸ばかりが起こるのは、個人の修行態度や供養金額の不足に原因があるのではなく、教団本尊の背後霊に悪魔的な要素(悪戯・邪悪・狡猾な低級霊)が混入している可能性があります。拝金主義の果ての洗脳ファシズムによる児戯、とでも呼べるでしょうか。しかし社会的被害は甚大です。ちなみに私は手かざしも、世界救世教も信じてはおりません。あくまでも昨今の社会的狂乱を考える参考のために引用致しました。貴重な人生の時間を悪霊憑依で無駄にしたくはありませんね。

小沢一郎、激白120分(1)(週刊ポスト)

  現状の民主党の政権と政治がこのまま続くとすると、国民の政権交代への期待を損なってしまう可能性が非常に高いという心配を私自身強く持っております。人間のやることですから、100%言ったとおりのことができないのはままあることです。けれども、09年の夏、あれだけ国民が勇気を奮って政権交代を選択した。特に日本の国民は大きな変化を嫌う国民性ですから、半世紀以上も続いた政権を変えるという決断は大変な勇気を必要としたと思うんですね。そんな決断をしてまで民主党政権に期待した。そして、我々は何としてでも国民の生活を守っていくという民主党政治の理念と目標として、「国民の生活が第一」を掲げて支持を得た。

  ところが、いま1年半近くになんなんとするんだけれども、最近とみに国民には民主党大義の旗が見えなくなりつつある。非常に残念に思います。やはり我々は、最後まで理想の旗を高々と掲げて、国民と約束した目標に向って一生懸命に努力する。その姿こそが尊いのではないかと思うんです。総選挙の初心に返って、本当に国民の期待する政治、政策を実行していかねばならない。民主党は皆、政権の座にきちんと着いて政権を動かしたという経験がない人ばかりだから、無理もないと言えば無理もないんですけれども、しかし実際に資質や能力が欠如しているところはあっても、一生懸命それを補って、努力と誠意でがんばる姿勢が必要じゃないかと思います。民主党政権の現状では多分、官僚諸君も困っているんじゃないか。それくらい深刻な状況にあると思っています。

小沢問題とメディアの全体主義(平野貞夫)

  わが国で、深刻なファシズムが始まっていることに気がついている人は何人いるだろうか。「平成ファシズム」といってもよいし、実体から言えば「メディア・ファシズム」ともいえる。「小沢問題」とは、昨年3月の西松事件から始まり、陸山会事件などについて、「小沢氏は国会で説明責任を果たしていない」との野党要求に対し、与党民主党執行部が最初は国会対策として、その後は菅政権の延命策として、小沢氏をまずは政治倫理審査会等の場に引っ張り出そうとして、民主党内が混乱している問題である。「小沢問題」は政治倫理審査会で審査できる問題ではない。マスメディアが言論の暴力で、小沢排除の先頭に立ち、民主政治を崩しているのが問題である。

【ファシズムとメディア】
  「ファシズム」をひと言で定義するのは難しい。平凡社の世界大百科事典を要約すれば「資本主義の全般的危機の産物であり、崩壊しそうな資本主義を守るため、権力が市民の民主主義的諸権利を踏みにじり、議会の機能を麻痺させ暴力的支配をおこなう」となる。現代のファシズムを論じるとき、何が「暴力的支配」に当たるかが問題となる。「自衛隊は暴力装置だ」と国会で場違いの発言をして問責決議案が可決され、居座りを続けている大臣がいる。参考になる話だ。現代社会の「暴力装置」は、『巨大マスメディア』といえる。「馬鹿なことを言うな」と、「社会心理的暴力装置」の代表者ナベツネさんたちは怒ると思うが、心理的には間違いなく「暴力装置」だといえる。現代の情報社会では、マスメディアは完全に立法・行政・司法に次ぐ第四権力である。前者三権は憲法で規制されているが、マスメディアは野放し状態である。実体として立法・行政・司法の三権は、マスメディアがコントロールする世論によって影響を受け支配されているのだ。さらに、第四権力の本質は、資本主義的利権と特権を持って、社会の木鐸たる役割を放棄した利益企業として存在している妖怪である。グローバル化とIT技術の発達という資本主義の崩壊的危機の中で、生き残りをかけて巨大マスメディアは、既得権(記者クラブ制・クロスオーナーシップ・低廉な電波料金)を死守しようとしているのが現実である。それを改革しようとする小沢一郎の存在を彼らは許さず、襲いかかっているのだ。

【「暴力装置」としてのメディアの実体】
  12月13日(月)、永田町は朝から「民主党分裂か」と緊迫した。同日午後の常任役員会で、岡田幹事長が「小沢氏の政治倫理審査会での説明出席を、役員会の議決で決める」との動きが出たためであった。結果は、幹事長一任となり先送りで、有耶無耶となった。小沢グループの有志が「議会民主政治に反し、正当性がない」との「決議」を岡田幹事長に渡して抗議するなどの動きに影響されたようだ。小沢氏の国会での説明については、臨時国会で野党が要求したものである。国会正常化の条件の一つであったが、現場の与野党で「小沢氏が出席説明できる環境を整備するよう努力する」ことで合意していたものである。それを岡田幹事長が「政治倫理審査会で説明するようにする」と、与野党幹事長等会談で約束したことで混乱が始まった経緯があった。それを菅首相や仙谷官房副長官が「小沢排除」に利用して、岡田幹事長の独り芝居となったわけである。一部の見方では、党議に反した場合、小沢氏を離党させて他党と連立や提携を深めようとの魂胆があったといわれている。この日から翌十四日にかけての各TV局は一斉に「小沢は岡田幹事長の要請を受けて、政倫審に出席して〝政治と金〟について説明するのは当然だ」と「小沢叩き」一色となった。特に酷かったのが朝日の星氏と時事の田崎氏であった。社命の背景があったかも知れないが、この二人が「メディア・ファシズム」の政治部門の旗手といえる。翌日の朝刊も酷かった。各紙とも岡田幹事長を支援する論調や解説で、新聞社もここまで劣化したのかとあきれ返るほどであった。特に呆れたのは読売と朝日で、『小沢氏の招致を先送りするな』(読売)では、「菅首相が通常国会に向けて態勢を立て直す第一歩が、小沢氏の政倫審招致実現である」と論じ、菅政権の無能力を小沢氏の責任にする暴論である。朝日は岡田幹事長と同じように、正気の沙汰でない社説であった。『小沢氏はもう逃げるな』という見出しで、小沢氏の「政治と金」を民主党にとっての「宿痾」だと断定している。えらい難しい言葉を使って教養ぶりを見せびらかしているが、そこが朝日のイヤラシさだ。これこそ背広を着た暴力団とどこが違うのか。まさしく「言論の暴力」だ。小沢氏が自民党を出て、真の政権交代を遂げるまで、政治資金について法規を遵守して、どんな苦労をしたのか、私がもっとも知っている。朝日がそこまで言うなら私にも言い分がある。五十五年体制下で、私が付き合っていた朝日のOBや現職幹部が取材や報道という名目で、どんなスキャンダルや、政治家との関わりをしていたのか、黙っているわけにはいかない。聞くところによれば、朝日の社内では「官邸機密費」にふれることは禁句とのこと。立派な建前を偽りで続けていくことは、菅首相や仙谷官房長官らの感性と同質だ。戦前のファシズムを創ったメディアでは、朝日の戦争責任が一番大きい。「平成のメディア・ファシズム」の源は、小沢氏を政界から排除しようとする、朝日新聞にある。

【政治倫理審査会の本義を知れ】
  ロッキード事件に始まった政治倫理制度の創設に、私は約10年間、衆議院事務局の担当者として関わってきた。国会議員はじめ、メディア有識者が、政治倫理審査会の本義を知らずに議論していることに、ファシズム化を深めた日本の政治の悲劇がある。 政治倫理審査会の審査は、1、議長が、法令で決める規定に「著しく違反した」議員の政治的・道義的責任を審査することにある。2、それは行為規範か、資産公開法か、政治資金規正法に違反したことが前提である。小沢氏の場合、秘書や元秘書が起訴された「政治資金規正法」が前提となろう。政治的謀略で起訴となった収支報告は適法であったとの論が大勢であるが、仮に起訴どおりとしても「著しい違反」ではない。従来なら総務省の行政指導により訂正で済ませていたことである。小沢氏は共謀を疑われて、何回も取り調べに応じ、二度にわたり検察が不起訴にした事件で、その都度記者会見で説明している。審査会の対象になるものではない。審査会が審査を行うについては、まず、審査会規程第二条で委員の三分の一以上の申し立てが必要である。現在野党だけでは員数が足りなく、民主党の同調が必要となる。そのことで民主党内が紛糾しているのだ。仮に申立をするにしても「著しく違反していることを明らかにした文書」が必要である。小沢氏を申し立てる場合、政治資金規正法に著しく違反したことを明らかにする文書など作成できるはずはない。次の方法は審査会規程第二条の二で、不当な疑惑を受けたと議員が自ら審査の申し出を行う場合である。小沢氏は不起訴の状態である場合、この規程により審査会に出席して、疑惑が不当であったことを説明するために申し出るつもりであった。代表選等で審査会に応じるとの発言はこのことであった。しかし、10月4日、検察審査会が二度目の起訴議決を行ったことを発表。小沢氏側が行政訴訟を起こし司法手続に入った。そして近々本格的裁判が行われることになっている。この状況で、審査会の審査や調査に応じることは、裁判に影響を与えることになり、国政調査権の限界をこえることになる。三権分立の原理を守るためにも応じるべきではない。岡田幹事長は「裁判に関わることではなく、政治責任を取り上げることなので別だ。世論の大勢が国会で説明しろといっている」と発言しているが、とんでもないことだ。審査会で政治責任を審査することは、事実関係を抜きではできない。当該裁判に直結することである。世論の大勢というが、「心理的暴力装置」のメディアが創りあげたものに、依存するとはあきれたことだ。政治倫理審査会は何のために設置されたかというと、グローバル化し、情報化した国家社会で、健全な議会民主政治を発展させるためのものだ。国会議員の人格的・経済的倫理を確立させることが目的であった。制度をつくるとき、もっとも配慮したことは審査や調査を行うにあたって、議員の職務や権限を侵すことがないこと、政治倫理確立という美名を利用して、国民主権で有権者から選ばれた地位を侵害しなくするため、などであった。例えば、「議員辞職勧告決議案」の提出をやめること、政治倫理問題を国会対策などに利用しない、といったことである。

【官邸と岡田幹事長が小沢氏の国会招致に拘る理由】
  12月15日(水)夜、仙谷官房長官が語ったといわれる重要な情報が入った。「小沢氏が起訴され裁判が始まると、元外務事務官・佐藤優氏のように休職扱いにすべきだ」とのこと。真偽はわからないが、総会屋や暴力団を庇う弁護士の考えそうな話だ。要するに菅政権にとって、「国民の生活が第一」とする小沢氏をどうしても排除したいようだ。そのため、さまざまな手を使って道理に合わないカードを切っているのである。そう言えば、検察事情に詳しい人の話だと、柳田法相の2ヶ月間に何もやらなかったといわれているが、実は官邸が検察をグチャグチャにしたとのこと。尖閣列島問題だけのことではないらしい。第五検察審査会の不可解な動きに官邸が関わっていた可能性がある。来年1月13日の民主党大会前日の12日に、小沢氏が起訴されるらしいとの日程は、官邸の党大会対策との情報もある。小沢氏の国会招致をこの線上で見ると、恐ろしい謀略で日本の政治が動かされているといえる。政治倫理審査会で「小沢問題」の審査を行うことに正当性はない。証人喚問に至っては暴論、暴挙である。小沢氏を苦しめた一連の事件は、政権交代を阻止する自民党旧体制と検察がメディアとコラボレーションをした弾圧であった。それを政権交代以後の菅政権が引き継いだのが実体である。民主党がまっとうな政党なら、「小沢問題」は、民主党が自民政権の謀略と検察ファッショ性を追求すべきことだ。歴史は繰り返すというが、昭和9年(1934)の帝人事件・検察ファッショを思い出す。検察のデッチアゲであることが警視総監の証言をきっかけに判明したが、斉藤内閣は倒れ、翌年には「天皇機関説事件」、次の昭和11年には「2・26事件」が起こり、日本はファシズムの波に洗われることになる。しかし、気骨のある議会人・斎藤隆夫や浜田国松らは議会政治を守るため生命を懸けた。21世紀の国会では、「平成のメディア・ファシズム」侵攻の危機を訴える政治家は未だいない。しかし、私たちは悲観してはいけない。「平成のメディア・ファシズム」に気づいて、真実の情報を伝えようとするITネットの努力を知っている。この人たちと共に「メディア・ファシズム」と闘っていくのが「日本一新の会」である。
(12月17日)

真言密教・大日経の題目を釈す

「大毘盧遮那成仏神変加持経(大日経)」とは?

(善無畏の解釈)
「大毘盧遮那」=法身大日如来。太陽、日輪。(1)暗黒を除き、世界を照らす。(2)生物を育成し、有情界の摂理を円滑に果たす。(3)不滅の光明。
「成仏」=遍く諸法を悟る絶対智の本体である仏に自分自身が成り、日輪が万象を照らすが如く衆生の心に光を点すこと。
「神変加持」=衆生済度のために祈祷念力によって様々な応化身(変身体)を示現すること。

(空海の解釈)
「毘盧遮那」=日輪の別名。除暗遍照の働き。
「成」=不壊・不生・不滅・恒常・堅固・清浄・無始・無終
「仏」=覚者。
「神変」=測られざるを「神」といい、常に異なるを「変」という。
「加持」=往来渉入、入我我入のこと。「持」は保持して離さない事。
「経」=貫串不散。

朝鮮戦争再発の可能性(田中宇の国際ニュース解説)

  戦争になると、独裁下にいる北朝鮮国民は戦争で団結しうるが、自由社会の韓国は大混乱に陥る。北より韓国の方がずっと豊かなだけに、戦争になった場合の経済的な破壊は、韓国の方がはるかに大きい。現実的に考えて、北を挑発する軍事演習は、韓国にとって損につながる。韓国政府の軍事戦略の担当者は、「今の韓国軍では北朝鮮と戦って国家と国民を守ることができない」と指摘している。韓国軍は、米国に頼らない軍事戦略を持ち、指揮系統などを大幅改善することが必要だという。韓国軍は、北と戦って勝てないのに、北を挑発している。とても危うい(「現在の韓国軍では戦争は難しい」李相禹国防先進化推進委員長)。

  北朝鮮は大した兵器を持っていないという楽観論は、11月末の延坪島への北の砲撃で吹き飛んだ。北は170発の砲弾を撃ったが、そのほとんどが標的に当たっていた。北が狙ったのはすべて韓国側の軍事施設だった。北が持っていた延坪島の地図が古かったので、以前は軍の施設だった建物が民家に変わっていたため、民間人に死者が出たのであって、北の砲弾自体は狙ったところに当たっていた。韓国軍が使うGPSなどを、北朝鮮側が撹乱できることも初めてわかった。北と中露の貿易は自由で、米韓の監視外だから、北はある程度の兵器を手に入れられる。韓国が、北と戦争できないのに、北との戦争を誘発する軍事演習を繰り返すのは、米国が煽っているからだろう。今回、延坪島沖で行われる韓国軍の軍事演習にも、21人の米軍トレーナーらが参加する。尖閣諸島での日中対立も、対米従属至上主義である日本側(前原外相とか)は、米国の後押しがなければ挙行しなかったと考えられるが、同様に韓国も、米国側からどんどんやれと言わなければ、北を挑発する軍事演習などしないだろう。今年3月の天安艦事件以来、韓国の対北強硬姿勢の裏に、米国の影が見え隠れしている。(略)

  1945年の終戦から50年の朝鮮戦争勃発まで、米国内では、中露と米英が対立する冷戦構造を世界に広げようとする軍産複合体(米英中心主義)と、中露と米国が国連安保理などの場で談合して多極型の世界運営をする方向に持っていこうとする多極主義の動きが交錯していた。多極主義(多極型覇権への転換策)は、英国(英米)覇権体制で封じ込められ制裁されて経済成長を阻止される中露や中東諸国など地政学上の大陸側の国々を、経済発展の方向に解放することが目的と考えられる。朝鮮戦争の直前、米国務省は中国白書の中で、内戦に負けて台湾に逃げた国民党を見捨て、毛沢東の共産党政権と和解する方向性を示唆した。だがその後、金日成に「武力で韓国を併合するのはたやすい」と思わせる米英の諜報作戦が功を奏したらしく、サダムフセインのクウェート侵攻(1990年)と同様の誘発された間抜けさで、金日成が南進して朝鮮戦争が起こった。米軍は中朝国境まで攻め上って毛沢東をびびらせ、中国軍が米軍と戦う事態が作り出され、中国は米国の恒久的な敵に仕立てられ、軍産複合体が多極主義に勝ち、見事に冷戦がアジアに定着した。この状態は20年後のニクソン訪中まで続いた。アジアへの冷戦拡大を受け、日本は喜んで朝鮮特需を謳歌し、対米従属を強めて自民党の55年体制が形成された。

  今また世界は多極化しつつあり、米国は、中国を「責任ある大国」に押し上げている。この多極化の流れを阻止・逆転するため、軍産複合体が英米中心体制の復活を目指し、韓国と北朝鮮を戦わせ、朝鮮戦争の再発を目論むことは、十分にありうる。彼らが、かつて金日成を南侵に誘導したような諜報技能を保持しているなら、韓国や北朝鮮を戦争へと誘導することができる(尖閣問題などを使い、前原らを誘導して日中戦争をも起こしうる)。50年当時と同様、米国には、オバマの非公式な特使であるビル・リチャードソンの訪朝に象徴されるように、北朝鮮問題を外交で解決しようとする勢力と、朝鮮戦争の再発をもくろむ勢力が交錯し、暗闘状態にあるが、好戦派の方が優勢だ。だが1950年代と現在を比べると、国際政治の状況は、大きく異なっている点がある。それは中国の台頭である。50年代の中国は、共産党政権が内戦を経て国家統一したばかりで、国際社会で弱い力しか持っていなかった。だが今の中国は、政治経済の両面で強大になりつつあり、米国は、中国に米国債を買ってもらわないと財政破綻する。50年には、米英は諜報力で朝鮮戦争を誘発できたが、今では、中露が金正日や李明博に圧力をかけ、米国の戦争誘発を抑止して、中露主導で朝鮮半島の安定を取り戻すことができうる状態になってきている(中露は、まだ心もとないが)。

  国連安保理では、米国が日韓など傀儡諸国を率いて、北朝鮮だけを敵視する好戦的な姿勢をとっているのに比べ、中露は北朝鮮を敵視するのを拒否し、南北双方に対して比較的公正な姿勢を示している。ロシアは何とか韓国に延坪沖の軍事演習をやめさせようとしたが、実現しなかった。まだ中露の仲裁力は強くない。だが今後事態が進展し、韓国政府内で、北と戦争するわけにはいかないと考える傾向を強まると、中露による南北仲裁が現実路線として見えてくるかもしれない。これがうまくいくと、朝鮮半島は、アメリカの影響下で一触即発が続く状態から、中露の影響下で安定が模索される状態へと移り始める。どっちに転ぶかは、まず、今回の韓国の演習で朝鮮戦争が再発してしまうかどうかによって変わってくる。
(12月20日)

【検証】小沢一郎の「政治とカネ」問題は事件としての事実が存在するのか?(週刊ポスト)

【西松建設事件】同社社員らでつくる政治団体が小沢氏に献金していたことが「実体のないダミー献金」として摘発された。実際には、公判で検察側証人からも「活動実態のある団体だった」との証言が相次ぎ、困った検察は後述の「陸山会事件」を後から訴因に加えて公判を長引かせるという異常事態になっている。大メディアは「西松の献金はダム建設談合の見返り。小沢が天の声を出した」としきりに報じたが、検察が多くのゼネコンを強制捜査や取調べ対象にしても、何の証拠も出なかった。

【陸山会事件】小沢氏の資金管理団体が土地を購入した。それが政治資金規正法に違反するとして摘発された。検察もマスコミも「不実記載」として騒ぎ立てたが、実際に立件できたのは、「04年に購入したのに05年に報告したという“期ずれ”の問題のみ。しかも小沢氏側はその期ずれ問題とは、「農地法による地目変更手続き」のために本登記が遅れたことによると説明する。大メディアは「購入原資はヤミ献金だ」と報道したが、その根拠は検察の依頼で偽証した前歴のある建設会社元社長の証言のみで、信憑性が低い。「ホテルで受け渡し」「秘書の手帳にメモ」等、再現CGを用いた具体的な報道もあったが、すべて「誤報」と判明した。

【検察審査会議決】以上2つの事件で小沢氏の秘書3名が起訴されているが、民主党政権打倒を謳う市民団体「真実を求める会」の申し出により、検察審査会は小沢氏を共犯として強制起訴した。但し、この議決には数々の違法性が指摘されている他、検審メンバーは恣意的に選ばれた可能性が高い。
(1月7日号、一部改変)


  こんな狂態が大手を振ってまかり通っているのが、現在の日本の偽らざる現状です。これでは社会正義を行なう人も減少し、犯罪国家になって行くのは火を見るよりも明らかです。

海老蔵事件は何が問題なのか?

【市川団十郎家とは】歌舞伎界最高の名跡。江戸歌舞伎のボス的存在で特に「市川宗家」と呼ばれる。荒事芸を創始した初世、「助六由縁江戸桜」を初演した2世、「勧進帳」を初演すると共に"歌舞伎十八番"を制定した7世、最高の人気役者でありながら大阪で謎の自殺を遂げた8世、明治の名優で役者の社会的地位向上を目指した9世、"海老さま"と呼ばれ天性の美貌で多くの女性ファンを魅了した11世など代々名優を輩出している。本姓は堀越で、先祖は甲州市川郷の出だという説もあるが定かではない。成田家、定紋は三升。

【第1報】11月25日朝、頭を負傷して緊急搬送された歌舞伎俳優、市川海老蔵さん(32、東京都目黒区)が「飲食店で知り合った数人のグループとトラブルになり、殴られた」と説明していることが同日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁目黒署によると、海老蔵さんは「昨夜、西麻布の飲食店で仲間らと飲酒していた際に数人のグループと知り合った。そのグループと一緒に別の店で酒を飲み、トラブルになり殴られた」と話している。25日未明まで、酒を飲んでいたという。自宅から、110番したのは妻でタレントの小林麻央さん。同署は傷害事件とみて、けがをした状況などを詳しく調べている。海老蔵さんは左目や鼻をけがをし、前歯が欠けていた。病院に搬送されたが、意識ははっきりしているという。
(11月25日、産経新聞)

【自称“人間国宝”の酒癖】当代きっての人気歌舞伎俳優、市川海老蔵(32)が25日未明、東京・六本木で男性グループとトラブルになり、殴られて左ほおを骨折する重傷を負った事件。昨年も土下座する騒動があった海老蔵を襲った犯人はいったい誰なのか? また、舞台会見をキャンセルして飲み歩いていた海老蔵の酒グセは?色男の半面、海老蔵は酒グセの悪さでも知られる。その場に居合わせた人に「おれは人間国宝だ」と自慢したり、「君いくらもらってるの?」と他人の給料をずけずけと聞き、絡んだりすることもしばしばだったという。騒動の舞台となった六本木、西麻布界隈のバーなどをめぐるだけでも、豪快に飲み歩く海老蔵の目撃証言が次々と出てきた。「3、4軒の飲食店に常連として通っていた」と話すのは芸能プロダクション関係者。そのうちの1軒が「週1-2回は通う」(事情通)という西麻布交差点近くにある会員制バーで、海老蔵とたびたび遭遇した会社員女性(26)がこう証言する。「海老蔵さんの酒グセの悪さは有名でした。酔っぱらうと誰彼構わずケンカをふっかけたり、些細なことで激高することもあったようです」六本木でキャバクラ店を経営する男性は、「酔ったときは『おれは人間国宝だぞ!』とすごむのがいつものパターンでした」と振り返る。過去、中目黒や代官山にも頻繁に出没していたが、一般の女性客に失礼な言葉を投げかけるなどしてトラブルになることも多く、「複数の店で出入り禁止になっていたようだ」(飲食店関係者)。今年7月には、海老蔵の酒グセが公共の電波で明かされる一幕も。テレビ中継された海老蔵と麻央の結婚披露宴で、海老蔵の親友で俳優の伊藤英明(35)が、「(酔った海老蔵が)初対面でいきなり『給料いくら?』と聞いてきた」と暴露。「歩合制だけど」と返すと、「事務所に何%引かれるの?」と畳み掛けられたことを明かした。(11月26日、zakzakより抜粋)

【記者会見】12月7日、グランドプリンスホテル高輪に500人の報道陣が集まった。暴行事件の"被害者"となった市川海老蔵が退院し、記者会見に臨んだからである。海老蔵は、事件当夜の自らの行動が軽率であったことを謝罪し、深々と頭を下げた。だがその一方で、事件の詳細については「捜査中なので申し上げられない」の一点張り。また、自分は一切暴力をふるっていない、灰皿にテキーラを注いで飲ませたこともありえない、と否定した。「人を怒らせる天才」と言われるほど傲慢な態度で、夜の街では悪名をとどろかせていた海老蔵。しかも、彼の無礼な振る舞いには悪気が一切ない。天性のワガママぶりはまさに「プリンス」だ。すぐに一気飲みを強要して相手を泥酔させるクセや、女性を口説きまくるという点でも、海老蔵の評判は悪かった。しかし、そんな海老蔵を面白がって、親しく付き合う者も少なくはなかった。親友の伊藤英明や千原ジュニア、そして入れ替わり立ち替わり「通り過ぎていく」美女たちだ。事件の夜も、そんな仲間たちがそばにいたとされている。会見で「(他の)タレントなどは現場にいたか?」という質問に「いらっしゃったと思いますが、その方のお名前を申し上げることはできません」と答えた海老蔵だが、実は当日夜、歌舞伎役者夫妻や友人らと7人と食事をしていた。さらにその後、現場となったバーの入るビル「B」内の別の飲食店で、数人の芸能人と合流し酒席を共にしたようだ。「あの夜、海老蔵は六本木の老舗ゲイバーで飲み、事件のあったビルへやって来た。まず11階にある会員制バー『M』に入り、その後6階のダーツバー『F』へと河岸を変えた。ここで俳優の松田龍平や、人気モデルでタレントの藤井リナなどが遊んでおり、海老蔵もグループに加わって飲んでいたようです。この時すでに泥酔しており、藤井をしつこく口説いていたとか」(芸能記者)藤井リナと言えば、KAT-TUN田中聖との交際やDA PUMPのISSAとの熱愛が報じられたことがある。最近ではNEWS・関ジャニ∞の錦戸亮との夜遊びも撮られている。ダーツバー「F」はもともとジャニタレ御用達の店であり、彼らの紹介で藤井も通うようになったという。その他、一時期は沢尻エリカやあびる優、佐々木希などそうそうたる美女たちが来店していたというから華やかだ。海老蔵にとって同店はナンパスポットの一つだったのかもしれない。ところが、藤井は海老蔵になびかなかった。「藤井はパーティー大好き、お酒も大好きの明るいキャラクターで、とにかくモテる。モデルをしているだけあって痩せていますが、胸は85センチのDカップできれいなお椀型。両頬の唇横にホクロがあって、それも非常にセクシーです。当然、男あしらいにも慣れている。今は彼氏募集中だと公言していますが、遊びの恋愛は求めていないようで、結婚を前提に交際してくれる相手を探しているため、既婚者の海老蔵は範囲外。しつこく迫る海老蔵を『奥さんいるじゃん!』と軽くあしらって帰ってしまったようで、その後から海老蔵の機嫌が悪くなったんです」(前同)藤井にフラれたことで、それまで上機嫌で飲んでいた海老蔵が不機嫌になり、件の「元暴走族集団」に絡み始めたというのだ。だが、この「元暴走族集団」はかなり凶悪な連中。「宮前愚連隊、ブラックエンペラー、鬼面党など関東近郊の暴走族やチーマーの連合体で、"関東連合"を名乗っている。構成員は皆、身体を鍛えていてべらぼうにケンカが強い。あんな奴らにケンカを売るなんて、海老蔵は本当に命知らずだよ。15年ほど前は渋谷を根城にしていたが、7年前に拠点を六本木近辺に移した。手始めにセキュリティー会社を作り、業界人の集まるクラブの警備を買って出た。さらにクラブや飲食店経営、アパレル関係のほか、ドラッグの売買や売買春の斡旋など何でもやる集団で、そこから芸能界との人脈も広がった」(業界関係者)海老蔵は彼らの1人を「知人」と証言している。いわく、「知人」が酔い潰れたため、介抱していたら、「知人」の連れに殴られた―。一方、その「知人」は、先に海老蔵に暴力を振るわれたと話し、被害届を提出している。しかしもはやどちらが先に手を出したかではなく、そのような集団が経営する店に足しげく通い、親しく付き合っていたことそれ自体が問題であろう。松竹から無期限謹慎処分を下された海老蔵だが、謹慎が解ける日は来るのか。海老蔵の未来は暗い。(12月9日、メンズサイゾー)

【伊藤リオンの逮捕】市川海老蔵さんの釈明会見からわずか3日。伊藤リオン容疑者は出頭の意向を示し逮捕された。会見で「完全なる被害者」を強調した海老蔵さん。一方で伊藤容疑者の先輩にあたる元暴走族のリーダー(28)は診断書を取り、「海老蔵さんに灰皿で殴られた」と主張する。海老蔵さんの会見を受けた直後の出頭、逮捕。あまりのタイミングの良さに“泥仕合”の始まりに過ぎないとの声もささやかれる。事件直後から警視庁の聴取に対し、「一方的に暴行を受けた」と説明していた海老蔵さん。これに対し、「海老蔵さんが先に殴った」と話すリーダーの周辺者やビル関係者らが、取材に応じ始めたのは海老蔵さんの主張が出そろった事件数日後のことだった。取材を「調整」したとされるリーダーの知人は2日、自身のブログに「昨日から各TV局を走り回ってます」などと記していた。病院関係者によると、リーダーは事件直後に東京都世田谷区の病院を受診。事件11日後の6日には、調整役の知人男性らと新宿区の個人病院を訪れた。顔面打撲や頸椎捻挫で2週間のけがと診断された。事件当日から起算すれば、重傷ともいえる20日以上のけがとなる。リーダーを診断した男性院長は産経新聞の取材に、けがは自作自演のようには見えなかったとした上で、「(海老蔵さんに)ステンレス製の灰皿で2、3回殴られ、髪を引っ張られ、イスから思い切り引き倒された。当日は鼻からかなりの出血があった」との説明を受けたと答えた。この際、調整役の男性は院長に「リーダー側が一方的に悪いように言われているが、それは違う」と主張。「7日に報道機関の取材を受けてほしい」と依頼したという。一方の海老蔵さんは7日に退院し、都内のホテルで記者会見。知人が経営するビル11階の会員制カラオケバーでリーダーらと知り合い、酒に酔ったリーダーが倒れていたので起こすように介抱した際、周囲から突然殴られたと説明した。海老蔵さんは伊藤容疑者のほか、複数から暴行を受けた可能性を示唆し、「自分から手を出す余裕はなかった」とした。双方の主張は真っ向から対立する。捜査幹部は「お互いがタイミングを見計らって主張を繰り広げている感は否めない」と指摘している。(12月11日、産経新聞)

【同席者に有名人?】歌舞伎俳優・市川海老蔵の"顔面フルボッコ事件"はマスコミの過熱報道でも話題となっている。10日ようやく容疑者の身柄が確保されたが、あるテレビ局は加害者側の情報に丸々乗っかり、"公器"としてのメディアの存在意義を大きく逸脱していた。そんな中、今月上旬に日刊スポーツが掲載した記事をめぐって芸能界は騒然となった。女優の香里奈と俳優の松田龍平が、海老蔵が暴行を受けた現場に同席していたという衝撃記事だ。同日、夕刊紙「東京スポーツ」も若干トーンは落としたが、日刊と同様の記事を掲載している。ところが、同日午後までに日刊は"訂正記事"を掲載。その内容も摩訶不思議で、香里奈の所属事務所に取材したところ「そのようなことは確認できなかった」というものだ。芸能プロ関係者は「誤報であれば『同席していませんでした』とするが、日刊の訂正記事は事務所への取材を怠ったことを第1の謝罪ポイントとしている。事務所に改めて取材を行ったところ、"事務所からは同席の事実は確認できなかった"というモノでした。こんな奇妙な訂正文は初めて見ましたよ」と語る。つまり日刊は「香里奈がいなかった」とは言っていないのだ。「訂正記事を出したのは取材が不十分だったことと、一説には香里奈の所属事務所社長をかわいがっている芸能界のドンが動いたと言われています」(関係者)香里奈の所属事務所社長は日刊の訂正記事を武器に、テレビ各局に「日刊にはいずれ落とし前をつけさせる!」と豪語。後追した東スポに対しても「厳重抗議する」と息巻いているが、訴訟沙汰には発展しない見込みだ。なぜか?舞台裏を知る人物は「実は日刊が一面で掲載するほど、今回のネタ元は強力だからです。加害者サイドが意図的に流していたガセ情報とは対極。ここまで言えばネタ元がどこかは分かるでしょ?」と意味深に語る。たしかにその強力ルートのみの情報で記事を掲載した日刊に非はある。しかし、事件当日の香里奈がオフだったこともまた事実だ。売れっ子の彼女が唯一オフだったのが、先月24日。オフにマネジャーがついているはずもなく、あの晩、彼女が何をやっていたか事務所も完璧に把握してはいないはずです」(前出の芸能プロ関係者)真相が表に出る日はやってくるのか―。(12月11日、日刊サイゾー)

【弁護士の辞任】歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが暴行を受けたとされる事件で、元暴走族リーダーの代理人の藤本勝也弁護士が辞任することを20日、正式に発表した。また辞任にあたり「公平かつ公正なる警察の捜査により真相が解明されることを切に望んでおります」として、示談ではなく法廷決着を望んでいる心情も吐露した。報道機関向けに「お知らせ」としたFAXには「(元リーダー)との本件に関する方針の不一致等諸般の事情により、委任関係を解消し、辞任することと相成りましたことお知らせ申し上げます」と記されている。後任は現在決まっていないようで、最後まで示談にこだわる元リーダーに対して、藤本弁護士は難しいと判断し、方針で対立したと思われる。「もとより、実態的真実の発見は法律家の使命であります、当職らといたしましては公平かつ公正なる警察の捜査により真相が解明されることを切に望んでおります」としており、示談の道を断念したかのように取れる文面だ。元リーダー側は打つ手はなさそうで、追いこまれたような状況だ。(12月20日、ゆかしメディア)

【団十郎の会見】歌舞伎俳優市川海老蔵(32)の負傷について父親の市川団十郎(64)が25日夜、都内で記者会見し「世間をお騒がせしたことは誠に申し訳ない」と陳謝。今月30日に始まる京都・南座の「吉例顔見世興行」について「けいこに入れないのではないか。責任の上では、出演すべきではないと思っている」と語った。団十郎によると、海老蔵さんが酒を飲みに出掛けたのは24日午後11時ごろ。同日の昼間、体調不良を理由に25日の記者会見中止を発表した後だった。「大変失礼な行動で、当人の自覚のなさがなせるわざ。憤りを感じている。この場を借りておわびしたい」と団十郎。海老蔵からは「飲んでいて具合が悪くなった人を介抱していたら、そばにいた知らない人から一方的に暴行された」と報告があったという。(11月25日、スポニチ)・・・無期限謹慎中の歌舞伎俳優市川海老蔵(33)が、芸の基礎を磨き直して再出発の日に備える。21日、休演の決まった名古屋・御園座「二月大歌舞伎」(2月5~26日)の制作発表会見が同座で行われ、父団十郎(64)が出席。海老蔵の休演を謝罪し、依然「ダメージが残っている」との近況も語った。元暴走族リーダー側との示談交渉についても「一切しておりません」とした。目に涙を浮かべ、父子の絆を感じさせる場面もあった。会見の終盤だった。それまで質問に丁寧に答えていた団十郎が声を詰まらせた。来年5月の「団菊祭」が有力視される海老蔵の復帰時期を問われると、おもむろにテレビ番組内で紹介されたという川柳を持ち出した。団十郎「先日、徳光和夫さんがいい川柳を詠んで下さいました。『奈落から 海老蔵ならば せり上がれ』。こういう声が多くなった時が、彼の復帰の時。今は(時期を)予見していません」。大きな目の奥には涙をためていた。芸道の厳しい師でもあるが、この時ばかりは子を思う父の顔だった。団十郎「復帰ということはまったく白紙。考える前にまず自分のありよう、姿勢、生きざまを考えて、まわりの方が許して下されば…。その時が復帰だと」。17日には家族会議を開き、海老蔵の今後について話し合った。「初心に帰り、忙しさにかまけて怠っていた芸事を初めからやりましょう、となった」。謹慎期間を三味線、踊り、長唄、鳴り物の稽古に充てる。もう1度基礎から徹底的に鍛え直し、生まれ変わる覚悟だという。事件については、あくまで「被害者」としてのスタンスを強調した。団十郎「私どもは(11月)25日の事件以来、向こう様から何かということは一切ございません。先方と接触して水面下で示談交渉しているといった報道もなされましたが、そのようなことは一切しておりません」。はっきりとした口調で、示談の動きを否定。酒の席で起きた事件で、逮捕された相手は元暴走族と複雑な事情もあるが、裁判も見すえて徹底して戦っていく姿勢を示した。 海老蔵の休演に伴い「二月大歌舞伎」の演目は大きく変わった。団十郎は当初の予定にあった『勧進帳』に加え、夜の部では『義経千本桜』に出演する。注目された親子共演は流れた。団十郎は海老蔵の気持ちを「本心は出たくて、出たくて仕方ないと思う」と説明。その上で「その気持ちを抑えてやり直すのが、ひとつの大きな勉強、修業だと思います」と口にした。(12月22日、朝日新聞)

【ここまでの総括】市川海老蔵の暴行事件で、関東連合系の元暴走族リーダーの代理人を務める藤本勝也弁護士(藤本法律会計事務所)は12月16日に予定していた記者会見を急遽中止した。会場の混乱が避けられないことを理由とするが、額面通りに受け取る人は少ない。元暴走族側の過剰なパフォーマンスは、海老蔵が罠にはめられたとの印象を強める。歌舞伎役者の海老蔵が顔などを殴られ、全治2ヶ月の重傷を負った事件は一大スキャンダルになった。本来ならば善悪は明確である。暴走族などの反社会的勢力との関係を指摘される人物が歌舞伎役者に重傷を負わせた。歌舞伎役者は命からがら逃げ帰り、所持品も失った。失った携帯電話を反社会的勢力が悪用する可能性も指摘されている。本来ならば反社会的勢力に対する恐怖をもたらす事件である。海老蔵に道徳的に反省すべき点があるとしても、暴走族のような反社会的行為はしていない。それでもメディアは酒癖の悪さなど海老蔵を集中バッシングする傾向にあった。これには2つの理由が考えられる。第一に酔っ払いへの嫌悪感である。酔っ払いに絡まれて嫌な思いをさせられた人間は少なくない。酔っ払い自身はいい気持ちになっているために始末が悪い。しかも、翌朝になれば、すっかり忘れてしまう。自分が不快感を与えた人間であるという自覚もない。酔っ払いに苦しめられた経験のある人々にとって、服を脱がし、土下座までさせた伊藤リオン容疑者の行為は、痛快でさえある。酔っ払いの酔いも一気に冷めたことであろう。これまで後進的な日本社会は酔っ払いに対して寛容すぎた。酔っ払いに対して本気で怒ることは野暮であり、大目に見ることが度量というような愚かな発想さえある。酔っ払いに対しては、たとえ我慢できたとしても、あえて硬直的な態度をとって座を白けさせるくらいが適切である。その意味では酒癖の悪さをクローズアップして、人格批判するマスメディアの論調は日本社会の進歩と受け止めることもできる。第二に意外性である。暴走族が人を殴ることは明らかに悪いことである。しかし、社会のダニとまで忌み嫌われている暴走族が悪事を働くことに意外感は少ない。それよりも伝統芸能の継承者であり、それこそ末は人間国宝とも考えられる梨園のプリンスの悪酔いの方がネタとしては興味深い。以上のとおり、海老蔵へのバッシングにも理由があるが、それが一巡すれば元暴走族側の胡散臭さが浮き彫りになる。もともと藤本弁護士は12月11日に会見を行う予定であった。しかし、海老蔵に暴行を加えた伊藤リオン容疑者が10日に逮捕されたことを理由に16日に延期していた。その会見を今度は、大勢の記者が殺到して会場に入りきれず、混乱するという容易に想像できる理由で再延期した。ここからは会見を交渉のカードとして利用しているように推測できる。実際、会見延期を報じるネット記事には以下のコメントが寄せられた。「裏の交渉がまとまらなかったのですね」「(会場が)狭い理由以外に間違いなく裏事情があるな」「本当の都合は、1円でも多く搾り取るための都合でしょ」「うまい金づるになると見込んで海老蔵側の動揺を誘うために大したネタもないのに会見を発表したけれど、予想外の海老蔵側の強気の態度に当てが外れてしまった」「弁護士も彼らのグルだろ。品格が全くないもん」もともと元暴走族側は裏交渉での示談を求めていると見られていた。元暴走族側の被害届提出への言及も、海老蔵への揺さぶりの一環とされる。元暴走族が海老蔵に負傷させられた証拠となる診断書にも疑問がある。診断書を書いた高木繁・統合的癌治療専門エイルクリニック院長は外科ではなく、ガンの専門医である。高木氏は「末期ガンにキノコが効く」などと主張する異色の医者である(高木繁『最強・最速の抗ガンキノコメシマコブ―あなたの免疫力を最強にする驚異のキノコの神秘!』サクセスマーケティング、2003年)。元暴走族が何故、わざわざガン専門医に受診したのだろうか。元暴走族側の怪しさを知る上で、16日に発売された週刊文春12月23日号の記事「海老蔵vs伊藤リオン容疑者『スキャンダル・バトル』」は興味深い。記事では海老蔵に負傷させられたと主張する元暴走族は事件後に飲み歩いているとする。また、高木氏についても様々な情報を掲載する(「診断書を書いた医師はあいはら友子夫『末期がんにキノコがきく』」)。極めつけは関東連合系の暴走族ブラックエンペラーの幹部であったとする金崎浩之弁護士(弁護士法人アヴァンセ)のコメントである。そこでは「海老蔵にとっても示談はメリット」とし、「被害届を取り下げた方が双方にメリットがあるが、海老蔵側が意固地になっている」と分析する。金崎氏は中立的な識者としてコメントしたような装いだが、内容は暴走族側の本音の代弁にしか読めない。金崎氏はテレビ番組にもコメンテータとして出演し、「海老蔵の経歴に傷が付くのは、困るでしょう」などと主張した。インターネット掲示板では「テレビで関東連合の思惑を語った弁護士」と受け止められ、「海老蔵事件関係の関東連合系人物相関図」にも名前が載った。少なくともメディアが金崎氏のコメントを求めた理由は、金崎氏が元暴走族という経歴を売りにしているためである。海老蔵事件が暴走族など反社会的勢力出身者の特需になっているという嘆かわしい現実がある。この状況で海老蔵が被害届を取り下げて、示談で済ませたならば、反社会的勢力の無法を許すことになる。海老蔵が暴走族に屈服したという印象を世間に与える方がダメージである。そのために民事介入暴力の専門家・深澤直之弁護士を海老蔵の代理人とした意味がある。反社会的勢力に弱みを見せれば、成田屋は恐喝され続け、骨までしゃぶられる。同じ伝統芸能の大相撲でも反社会的勢力との癒着が厳しく糾弾された。興行にはヤクザがつきものという考えもあるが、それは伝統的な任侠を念頭に置いたもので、暴走族やチンピラは有害無益である。海老蔵事件は六本木に巣食う闇組織の実態を明らかにし、壊滅させるチャンスになる。それに貢献することが海老蔵にできる最大の善行である。(12月17日、PJニュース)

民主・自民の大連立を画策するナベツネに報道人としての資格はあるか?

  読売グループ、中でも日本テレビが激しく揺れている。定期昇給が廃止される新賃金制度に対してストライキが起こったが、その不満が噴き出し、局アナが大量流失しているのだ。年内で退社するのは「コンドーム写真」が流失した夏目三久アナ(26)、来年3月で退社するのは、日テレのエースといわれる羽鳥慎一アナ(39)、退社が噂されているのは宮崎宣子アナ(31)と、非常事態と言ってもいいようだ。

  新聞・テレビ批判は出版社系週刊誌の重要な役割だが、新潮が『メディア権力の研究』(「研究所年報」[駒大マス・コミュニケーション研究所]発行・第28号)という論文で、読売新聞の渡辺恒雄氏と日本テレビの氏家齊一郎氏を批判した元日テレの政治部長について書いている。この御仁、88年に起きたリクルート事件で、リクルートコスモス社長室長が、楢崎弥之助代議士に500万円を渡そうとした場面を隠し撮りして話題になった菱山郁朗氏、66歳。菱山氏は「リクルートの贈収賄ビデオ取材報道を嫌悪の感情を込めて見つめていた人物がいた」として、それが中曽根前首相(当時)と極めて親しい関係にある副社長で主筆の渡辺氏(同)だったと書いている。

  読売社長が日テレの社長と専務を呼びつけ、<同席した渡辺がここでも『余計なことをしてくれたもんだな。やり過ぎだよ。あんなことをやるとは。いったいどういう社員教育をしているんだ、君んとこは?』とすごんだ。そして『検察がしゃしゃり出てきたら中曽根の周辺まで追及の手が伸び、中曽根の立場が危うくなるではないか』とまで言った>と記している。また氏家氏は、人事はトップの専権事項だといって憚らなかった。社長候補だった専務を地方局に飛ばしたり、個人的関係を報道された副社長時代の元女性秘書を局長に抜擢したりした。やがて彼女は「人事にもモノを言うようになっていく。彼女と衝突した人物はいかに仕事が出来てもことごとく排除された」(菱山氏)

  菱山論文はこう締めくくられている。<体を張って日々取材活動を続けている大多数のジャーナリストにとって全く模範とはならないし、健全なジャーナリズムは育たない。むしろ二人はジャーナリストとしては失格であり、一日も早く後進に道を譲って引退すべきだ>私が親しい日テレの若い友人も、今年いっぱいで退社すると、先日聞いた。彼は給与や待遇の不満からではないようだが、日テレと読売という大メディアが、曲がり角に来ているようだ。その激震の大本には、84歳になるこの二人の権力者への批判の高まりがあることは間違いない。
(日刊サイゾー・元木昌彦「週刊誌スクープ大賞」第69回より抜粋)



  ナベツネさんはホテルオークラの山里という料亭に政治家を呼んで、仲間の政治評論家と話をする「山里会」を開いていますが、朝日新聞や毎日新聞のベテラン編集委員まで顔を出している。要するに朝日も毎日もナベツネさんの手の内に組み込まれているわけです。これが日本のジャーナリズムの特異性で、こんな状態でいい筈がない。

  (略)論文にも書きましたが、(略)ナベツネさんや氏家さんが、赤坂や新橋の料亭で豪遊した後、玉代や飲み代の請求書を官房長官秘書官につけ回ししていたというんです。事実であれば官房機密費で飲み食いしていた事になるわけです。(略)我々もマスコミ対策としてご相伴に与って、フグもさんざん食べたし、ステーキも食べた。金のかかる政治システムにみんなが“ごっつぁん”していたわけです。田中角栄番のときは、角さんのところに行けばジョニ黒が飲めて、帰りにジョニ赤を貰ったりした。盆暮れには角さんの名前の入ったワイシャツのお仕立券が自宅に送られてきました。横並びで、貰わないとまずいから受けとったけど、後ろめたいから貰ったまま家に置いてあった。そういう意味では、記者クラブ制度の悪しき横並び体質とも絡んでくる問題です。

  記者が政治家に食い込むのは当然だけど、そこで自分が見えなくなって、ついべったり癒着したりする。(略)仰るとおり、それは歪んでいます。結局、自民党がかつて金にまみれた総裁選挙をやって、そこに食い込んだ政治記者が、金にまみれた派閥からご馳走になり、そこで情報を取って、なおかつ(略)影響力を行使してきた。そんな政治記者が、いまだに主筆として君臨してるのはおかしい。ナベツネさんにも氏家さんにも恩義があるし、、優秀なジャーナリストだった事も認めます。(略、しかし)いまの2人はジャーナリスト失格。一日も早く後進に道を譲って引退すべきです。
(週刊ポスト2011年1月7日号・上杉隆「渡辺恒雄氏への引退勧告」菱山郁朗氏の回答より抜粋)

茨城戸井田県議・暴走トラック襲撃の「裏事情」(日刊ゲンダイ)

  裏にいったい何があったのか―。茨城県議選に当選した戸井田和之氏(46)の選挙事務所襲撃事件から、丸1日以上経ったが捜査は難航している。投開票日の12日、4トンの保冷車が戸井田氏の選挙事務所に突っ込み、事件前まで事務所の外で掃除していたという戸井田氏の叔父である利雄さん(62)が、制止しようとしてはねられ亡くなった。死因は頚髄損傷だった。県警石岡署では、事件当時事務所内外にいた十数人を含めた数十人の関係者から事情聴取している。消火剤をまき散らかされたり街宣車の照明の配線を切られたりした嫌がらせとの関連や、戸井田県議が何者かとトラブルがあったのかも捜査中だ。警察は「計画的犯行で選挙妨害」とみている。ひと昔前のヤクザ映画みたいな犯行である。自民候補を破って当選した戸井田氏はどんな人物なのか。選挙事務所を手伝っていた男性はこう言う。「他の候補より若く、行動力がある。トップ当選するくらいだから、評判は良かったよ」。地域密着のイメージが強い人で、町内の全面的な応援を受けていたという。(12月14日、抜粋)


  12日は県議選の投開票日。同選挙区は戸井田氏と自民現職2人の三つ巴の戦いとなり、戸井田氏がトップ当選を果たした。捜査本部や目撃者によると、保冷車は事務所北西から後進でフェンスを突き抜け、事務所の壁に2度衝突。逃げる途中でサイドミラーにしがみついた利雄さんを振り落とした後にはね、さらに別の乗用車と衝突して逃走した。周辺を捜索中の警察官が現場から800メートル北側の住宅街の駐車場に乗り捨てられている保冷車を発見したが、運転手はいなかった。運転手はやせ形の男で、グレーのフード付きスエットを着ていた。保冷車は11~12日未明に石岡市内の運送会社敷地内から盗まれたものだった。

  戸井田氏は12日夕、開票前に事務所前で会見。11日深夜から12日未明にかけて事務所前に止めてあった選挙カーなど車両5台がパンクしたり、看板が壊されるなどの嫌がらせがあったことを明かした。戸井田氏は「悔しくて仕方ない。おじさんが何をやったんだ」と涙を浮かべた。同選挙区は当初、自民現職2人の無投票当選とみられていたが、戸井田氏が告示2週間前の11月下旬に出馬の意向を示し、選挙戦となった。戸井田氏は02年県議選で初当選後、自民公認で再選を目指した前回(06年)県議選で660差で落選。今回選挙は地域ボランティアの協力を得て手作り選挙で挑み、返り咲いた。
(12月12日、毎日新聞)


  北海道で鈴木宗男・石川知裕・鳩山由紀夫・小林千代美の各議員が不正疑惑に巻き込まれた事件を想起するのは私だけでしょうか?そもそもこの国では本当に公正で平和的な選挙が行なわれているのでしょうか?我々国民の中に「不正で暴力的な選挙の方が面白い」「実力者が陰で私刑にされたら面白い」という重大犯罪に肯定的な感情が存在するのではないでしょうか。「正義の権力が悪に弱い」とはこういうことでしょう(まだ真相は判りませんが)。大事件を起こした犯人は行方不明中。警察・検察の動向・判断が注目されます。こんな光景が日常の日本はまさに「辺境の発展途上カルト国家」と非難されても仕方がありません。

民主党よ、小沢一郎の下「新民主党」を結成し、政権交代の原点に立ち戻れ!(毒蝮山荘日記)

  茨城県民は、やはり見るべきところは見ていたのだ。東京のマスコミ関係者は、たとえば朝日新聞の「星浩」を筆頭に、盛んに「小沢一郎問題」を、民主党惨敗の原因の一つとして囃し立てているが、つまり小沢一郎の「政治とカネ」問題や「政倫審招致」問題が影響したかのように言っているが、茨城県民は、菅直人や仙谷由人の「裏切り」と「失政」には関心はあっても、「小沢一郎問題」などには何の関心もない。地方の県議選挙で、「政治とカネ」が選挙の争点になるはずがない。茨城県議選の結果が示しているのは、私利私欲に溺れて、国民の夢を踏み躙っている「菅内閣の総辞職」と「仙谷由人退陣」だろう。つまり、茨城県の民主党党員が求めているのは、国民に愛想を尽かされた菅直人と仙谷由人に、即刻、退陣してもらって、その後を、もう遅いかもしれないが、もう一度、「国民生活が第一」という政権交代の原点に立ち返って、小沢一郎や鳩山由紀夫を軸にして新民主党を再構築してくれ、ということだろう。

  ところが、デクノボー幹事長・岡田克也には、日本国民の多くが、小沢一郎の「政倫審出席」と「説明」を求めていると写るらしい。馬鹿も休み休み言え。今、日本国民は、そんな暢気なことを、民主党に求めるほどの余裕はない。無知、無能、無節操が明らかになった菅直人首相と仙谷由人官房長官の首を、即刻、挿げ替えてくれ、ということであろう。岡田が、突然、「小沢一郎政倫審招致問題」を騒ぎ出したのは責任転嫁以外の何ものでもない。岡田が選挙惨敗の責任を語るのではなく、「小沢問題」を騒ぎ出した背景には、「小沢一郎をつぶせ」という低次元の権力闘争しか関心のないらしい仙谷がいるが、仙谷のバックには、これまた「小沢一郎憎し」に凝り固まった元自民党官房長官の野中広務がいる。「岡田克也、仙谷由人、野中広務」という、「小沢一郎つぶし」に狂奔するしか能のない「反小沢三人組」が仕組んだのが、今回の不発に終わった「小沢騒動」であったと言っていい。ところで、原口一博前総務相が、13日、民主党の小沢一郎元代表を支持するグループが開いた会合で、こう発言していた、「政権交代を勝ち取ったトップ(小沢氏)のクビを差し出して何をしようというのか・・・」と。しごくまともな批判である。原口を見直した。民主党党員よ、原口に続け。
(12月14日、抜粋)

亀井静香の提言(週刊ニュース新書)

  (現在の国会の攻防について)だからね、劣化してるんですよ。野党ももっと突くべき点がたくさんあるじゃないですか。国民生活や国家のありようについて決定的に影響するような発言を追及するのはいいけれども、こんなことを捕まえて、他の大臣についても攻めて、国民生活に関わる補正予算をやらない。官房長官に「支持率なんか気にしなさんな」ってね。「いまは、政府として大事だと思う政策を、もう野党の抵抗なんて蹴散らしてやらなきゃダメだ」と。政府としてこれが最高だと思ってやっていることを野党がアレコレ言ってきた場合は、原案通りやるということは当たり前の話だよね。それをね、予算をつくる前から「野党といっしょにつくりましょう」なんて言うのは、マスコミや国民から見ればオープンでいいということになるかもしらんが、責任を放棄しているんですよ。

  (「暴力装置」発言撤回について)いわば俗語的な用語をそのまま使っちゃったんだよね。自衛隊員としては面白くないと思うから、官房長官が軽々に使わないほうがいいけれども、いまおっしゃるように、これは別に悪い装置だといっているわけじゃなくてね、この自衛隊なり警察なりの、権力の持っている性格みたいなものをね、場合によっては個々の意志に反して、強制していく場合もあるわけですから、そういうことを称して暴力装置ということを言ったのなら・・・。仙谷官房長官は、ろくな学生運動してませんよ。私、知ってるけれどもね(笑)。私は、仙谷官房長官と親しいから、個人的にもね。彼は司法試験の勉強を一生懸命やってたんで、学生時代にそんな極左運動にのぼせてゲバ棒振りまくった男じゃありませんよ。マスコミはね、ちょっとした痕跡みたいなものを拡大して表現しちゃうから、いかにも極左運動ばっかりやっていたというようなね。

  この政権がもつかもたないかということよりも、国家がもたない。このままだったらね、アメリカと中国の狭間で確実にメルトダウンしますよ。国民の意識と政治は鏡みたいなものでね、政治がおかしいから、国民がおかしくなる。相乗作用を起こしちゃってる。それを断ち切るのが政治なんですよ。政治が国民から批判されても、断固として断ち切るという姿勢を見せないと日本はメルトダウンしちゃいますね。

  だからね、やるべきことを全部やるんですよ。やるべきことをやっていれば、国民は許してくれるんです。何にもやらんというのが一番困るんですね。残念ながら、いまは何もやらない、やれることまでやらない状況になっている。だからね、いま大事なことは、さっきも言ったようにデフレ脱却と円高にどう対応するかですよ。そういう面で、連立を組んでおるから責任感じるんですけどね。円高対策だって、為替に2兆円3兆円介入したって、そんなものはね、ほとんど影響を与えない。いまやるべきことは何かというと、国内の景気を良くして内需を拡大して、持ってるドルでとにかく世界のレアメタルやレアアースを買いまくるんですよ。ところがやっていることは逆でしょ?イランの油田の権利を放棄したでしょ? アメリカに言われて。それだったらね、「アメリカの油田をこっちによこせ」と、それぐらいなことをやってはじめて日米対等なんです。それをね、「はい、わかりました」って資源を簡単に手放してる。

  私みたいなものがどうというよりもね、それぞれが覚悟を決めることだと思うよ。覚悟がないところに行動は起きてこないんです。小沢さんは私のようなヘナチョコじゃないから。小沢さんはね、いま非常に苦しい立場に置かれているけれどね、本人はへっちゃらですよ。そういう意味では、小沢さんの行動力というかね、突破力というかね、そういうものを必要としていることも事実だと思いますよ。私はね、仙谷にも岡田にも言ってるんだけど、ヘナチョコな勢力にばっかし色目を使うよりも、やっぱり党の力をきっちりと使って、党内に敵をつくることばかり考えないでね、そうでしょ? 例の証人喚問だとかね。

  そんな事をやってて野党に色目を使っても、そんな政権に力が出てくるはずがない。我田引水で言ってるんじゃないけど、身内を大事にしないでね、まあ女房がちょっと気に食わんといって浮気をするみたいなことをやってたらダメなんですよ。社民党は協力すると言ってるんですから、きっちりとスクラムを組んでちゃんとした政治をやれば、何も怖いものがないくらいにしないと。かっての自公だって、参議院で過半数割ってたんだから。政権サイドががっちり固まっておれば、理不尽な抵抗をしたら3分の2で突破してきたんですよ。そのことすら、この政権でやることをやらなかったらダメだね。(郵政改革について)それは菅さんも約束したことだし、文書にもしたことだし、総理も岡田幹事長も精一杯やろうと思って努力していると思いますよ。ただ、努力すればいいってもんじゃないんでね。やはり、きちっと結果を出していかないと。二度も公党間で約束して、やれることをやらなくなったら、これは政権とは言えなくなっちゃう。それをきちっとやっていくということが政権がほんとに力を持っていくということじゃないですか?

  私はTPPって何を言ってるのかわからなかった。民主党の中だってそうですよ。マスコミだって、日経の経済部の記者だって知らなかったわけでしょ?誰も知らないのに、パッと横文字に飛びついちゃった。自由貿易をできるだけ推進していくなんて当たり前の話ですよ。しかしね、10年で関税をゼロにしていくみたいなことをね、いまここでブチあげちゃったらね、これはもうね、働く意欲を持てない人が出てきますよ。農業だけじゃないです。そんなことはね、言うべきじゃないんです。できないことを言って支持を失うほど愚かなことはない。関税を10年でゼロにするみたいなことを言っちゃったけど、まずね、機械がやるわけじゃないんでしょ? 農業だって零細企業だって、働こうという人たちが、未来に向けて意欲を失ったらね、どうしようもないんですよ。そういう意欲を持つ中で国際競争に耐えられるような産業にしていくということをやっていかなきゃないかんのでね。ああいうアプローチの仕方はやってはいかんのに、パッと言っちゃった。

  消費税だってそうでしょ?菅さんもいい人なんですよ。いい人なんだけども、そういう政治力学と言いますかね、これをどう操作して行けば目的が果たせるのかというね、そういうある意味での計算に立った発言なり行動をもっとされたらいいと思いますよ。あの人はね、考え方は柔軟でしょ?非常に柔軟なんだけども、厚生大臣をやられていたときにエイズ事件に取り組んだこともあるけれど、あれも後ろ向きの話でしょ?前向きに権力を使って創造的な仕事をやられたという経験がない。だから権力をいかに使えばいいかが・・・。総理というのはオールマイティーですよ。女性を男性にし、男性を女性にする以外は、やろうと思ったらなんでもできる。だって(小泉)純ちゃんがそうでしょ?憲政の常道に反して衆議院の解散までやっちゃったんでしょ?だからね、やろうと思えばなんだってできる。問題は、強い意志をもってそれをどう断行するか。それが抜けちゃったら、政治というのは機能しなくなるんです。

  国民はね、国民新党を相手にしてくんないから、どんなに立派なことを言っても。私がイケメンじゃないせいもあるかもわからんがね。だって国民新党を選挙に勝たしてくれないんだから。私は、そういう状況の中でも、やりますよ。いまからでもやります。私はね、敗北主義はとらないんです。前へ、前へと行きますからね。今度だって、約束を破られても連立解消しなかったでしょ? 歯を食いしばっても連立の中にいたほうが、小泉内閣の間違いを正すことがね、国民新党だけではやれないから、民主党の力も使わなきゃならんから。
(11月20日、抜粋)

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時示郎

Author:時示郎
宗教批判を切り口に政治社会を眺める素人のつぶやきです。東日本大震災の被災者の皆さまには謹んでお見舞いを申し上げます。


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